必然としてのサーキュラービジネス「利益」と「環境」を両立させる究極のSX

2024-07-24

限られた資源の採取、拡散を最小限に抑える「サーキュラーエコノミー」。すべての人が豊かに、幸せに、便利に暮らせるようにするという目的を、資源に限りがある地球においてどうすれば実現できるでしょうか。地球環境が限界を迎えつつある今、中長期的に見れば、天然資源の新たな採取は最小限に抑える必要があります。その一方で、経済成長が求められ続ける現代において、ビジネスはどのような役割を果たすべきでしょうか。

2021年刊行の書籍『SXの時代』と2022年刊行の『2030年のSX戦略』では、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)実現に向けた具体的な指針や方法を示しました。多くの賛同を得た一方で、いまだ環境課題の対応に苦心されている企業が多く存在しています。本書では、これからの企業経営において、環境・社会と経済成長を両立させるには「サーキュラーエコノミー」が不可欠であることをシンプルなフレームワークで示し、環境問題とビジネスの本質的な関係を整理します。そしてビジネスチャンスの創出や競争優位性の確立という攻めの経営にも役立つ「サーキュラーエコノミー」の実現について、豊富な先進的企業の事例とともに論じます。

特に本書では、人口増加と経済成長が著しく、日本企業も関係が強いASEAN地域に注目し、同地域におけるサステナブルな経済成長を実現すると同時に日本企業が成長し、成長の果実を分け合うという視点からも考察を行っています。そのうえで、「サーキュラーフレームワーク」とそれに基づくサーキュラー実現のソリューションを業界ごとに整理し、利益と環境を両立するサーキュラービジネスを生み出す具体的な道筋を提示します。

本書の主な内容

  • 第1章 倫理資本主義の時代がやって来た
  • 第2章 必然としてのサーキュラー経営モデル
  • 第3章 必ず押さえておきたいSXの未来トレンド 
  • 第4章 サーキュラー化への五つのステップ
  • 第5章 業界別に見るサーキュラー・フレームワーク
    エネルギー業界/自動車業界/食品・飲料業界/化学業界
  • 第6章 先進企業経営者に聞くサーキュラー経営への道
    内川哲茂氏(帝人)/可児行夫氏(JERA)
  • 書名:必然としてのサーキュラービジネス「利益」と「環境」を両立させる究極のSX
  • 出版社:株式会社日経BP
  • 定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
  • 著者:PwC Japanグループ
  • 仕様:248ページ

既刊書籍のご案内

書籍『2030年のSX戦略 課題解決と利益を両立させる次世代サステナビリティ経営の要諦』

サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)実現に向けた業界別の具体的な指針や方法を示します。

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書籍『SXの時代 究極の生き残り戦略としてのサステナビリティ経営』

SXの具体的な手法に特に重きを置き、サステナビリティ経営の全体像や、「トレードオフからトレードオン」にビジネスモデルを転換する具体的な取り組みを、豊富な事例とともに示すことで、企業の経営トップや役員から大きな反響をいただきました。

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SXの時代 究極の生き残り戦略としてのサステナビリティ経営

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