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新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的流行は、人々の行動や価値観を一変させ、さまざまな社会課題を浮き彫りにしています。VUCA(Volatility:不安定、Uncertainty:不確実、Complexity:複雑、Ambiguity:曖昧)という言葉に象徴されるこの不確かな時代において、社会課題の解決に真正面から向き合うことが、企業が持続的に成長するための必須要件と言えます。また、COVID-19以前から続く傾向として、社会、経済が変化するスピードは高まる一方です。過去からの延長線上に戦略を描く従来型のアプローチでは、もはや世の中のニーズを捉え続けることは困難になっています。少し遠い未来を予測し、そこから逆算して次の一手を見定め、迅速にアクションをとることが求められています。
本書では、2040年をターゲットに「12の望ましい未来」を描き、SDGsのどの目標が達成できるかも示しています。さらに社会課題の解決に貢献し得る、有望な105の技術を抽出し、技術解説や研究の動向を示したうえで、生み出す市場、その規模、市場化の課題を分析しています。当社において、産官学の技術を見通すTechnology Laboratoryと未来創造コンサルティングを担うFuture Design Labがコラボレーションし、技術と未来の双方からシナリオを描く新しいアプローチを採っています。
当社は本書を通じて、日本企業に対してイノベーションを加速させるためのヒントを提示し、持続的な成長の実現に貢献したいと考えています。
<本書の構成>
第1章 2040年へ、日本の社会課題と解決策
第2章 望ましい未来
第3章 新市場を生み、未来をつくる「有望技術105」
著者:PwCコンサルティング 監修:三治 信一朗
日経BP 2020年12月7日発行
書籍のみ:600,000円(税抜き)
書籍とオンラインサービスのセット:900,000円(税抜き)
552ページ/A4変型版
PwCコンサルティングが設立したFuture Design Labでは、ムーンショットな未来の創造と実現を志向する政府・教育/研究機関・民間企業に対するアドバイザリーサービスを提供するとともに、ラボ自身がムーンショットの実現に向けたエコシステムの一部として、社会変革を加速させる原動力となることを目指しています。
先端技術に関する幅広い情報を集約し、企業の事業変革、大学・研究機関の技術イノベーション、政府の産業政策を総合的に支援します。
AI・VR・AR・MR・ロボティクス・ドローン・ブロックチェーン・3Dプリンターなど破壊的技術を核にビジネスのゲームチェンジを実現するサービスを提供しています。