2018-07-20
PwC Japanグループでは、2018年6月19日に「保険業界におけるイノベーションと変革2018‐グローバルの保険市場における最新動向‐」と題するセミナーを開催しました。
保険業界は今、大きな岐路に立たされています。顧客ニーズが変化し、データやテクノロジーが急速な進化を遂げる中で、これまでプロセス、リスクマネジメント、数理のコントロールを中心に構築されていた保険業界のビジネスモデルは変革を求められています。
このような背景を踏まえ、セミナーでは、目まぐるしく変わる保険業界において、いかに顧客と向き合い、オペレーションモデルを構築し、人材を育成し活用していくべきかについて、プレゼンテーションやパネルディスカッションが行われています。
まずは、PwC Japanグループのデジタル最高顧問である水野 有平による開会あいさつに続き、PwCグローバル保険リーダーのスティーブ・オハーンが登壇。コストとイノベーションをめぐる保険会社の課題を中心に、海外の事例も交えながら業界のグローバルトレンドを概括しました。
続いて、PwC Japanグループの専門家が、「顧客体験」「デジタル」「人材活用」の3つの切り口からプレゼンテーションを行いました。まずは、保険コンサルティングリーダーのアビジート・ムコパドヤイが、デジタル、AI、モビリティを掛け合わせたオムニチャネルがもたらす「インテリジェントエクスペリエンス」の重要性を解説するとともに、業界をリードする保険会社の取り組みを紹介。保険会社が「インテリジェントエクスペリエンス」経済を生き残るための成功要件について提言しました。
次いで、保険担当パートナーである野村 昌信が、「新しいデジタル‐フロントエンドにとどまらない‐」と題し、テクノロジーの活用を顧客体験の観点からとらえたアプローチについてプレゼンテーションを行いました。
最後に、ストラテジーコンサルティング担当の矢吹 大介が、デジタルイノベーションを推進していく上での大きな課題である人材の活用と育成をテーマとして、人材の配分の考え方や労働力に対する影響力を示すヒートマップの活用などを紹介しました。
またプレゼンテーションの後には、これまでの登壇者全員が参加し、「顧客エンゲージメント」「新しいテクノロジーフィンテックの活用」「アジャイル型アプローチによるイノベーション」「デジタルカルチャー(文化)」「インキュベーションからBAUへ」という5つのテーマに関して、パネルディスカッションを行いました。
閉会にあたっては、PwC Japanグループ保険インダストリーリーダーの澤口 雅昭が登壇。保険業界におけるデジタルトランスフォーメーションの重要性について改めて訴え、セミナーを締めくくりました。
PwC Japanグループでは、保険会社における顧客戦略、営業/チャネル効率化、デジタルビジネスモデル、IT技術のモダン化、オペレーティングモデル改革にかかる現在のビジネス課題を解決するとともに、新たな成長機会に備えるためのサービスを提供しています。
上段左より:水野 有平、スティーブ・オハーン、アビジート・ムコパドヤイ
下段左より:野村 昌信、矢吹 大介、澤口 雅昭
保険業界が抱える課題とPwC Japanグループが提供するサービスをご紹介します
金融業界と各サブセクター(資産運用、銀行・証券、保険、不動産)に関する深い知見と豊富な支援経験を持つコンサルティング、ディール、監査、税務のプロフェッショナルたちがスクラムを組み、新たな機会に挑戦するクライアントを支援します。
PwC Japanグループは、生命保険・損害保険各社に対し、幅広い業界・領域のプロフェッショナルが協働し、従来の保険の枠組みを超えたさまざまなサービス・ソリューションを提供します。