
Vol.4 サステナビリティ情報の保証でトラストギャップ(信頼の空白域)を埋める
監査の研究を専門とする立教大学の小澤康裕准教授と、PwC Japan有限責任監査法人で保証をリードする遠藤英昭が、サステナビリティ情報の開示が求められる理由と、この領域におけるトラストギャップ(信頼の空白域)の埋め方について語りました。
今回のプロジェクトは、変わりゆく社会や、経済環境の中でも、「ゆるぎない信頼」を構築するためにPwCとして、そしてそこで働く一職員としてどうあるべきかをテーマとし、入社3〜5年目の職員6名によって始動しました。
時代や価値観の変化に対して高い感度を持つ、現場を担う若い世代の職員が、未来の社会に対する自分たちなりの視点を持つことで、一人ひとりが経営目線で日々の業務に向き合うことができる、自律性の高い組織文化が生まれてゆくと考えています。
過去の事象に目を向け、これまでに起こった事象やその構造、そして繰り返されるパターンを理解した上で、近い将来起こり得る「未来」を、議論、創造し「4つのシナリオ」としてまとめました。 シナリオプラニングにおいて重要となるシナリオ・アジェンダは、政治経済、気候変動、テクノロジー*、信頼の4つを採択しました。
そして、各アジェンダについてコントロール可能か否かを場合分けし、その中で重要と考えられる4つのパターンでシナリオを作成しました。 前述したように「これからの社会がどう変容していくか?」 「その中で私たちはどのようにあるべきか?」 という視点のもと、4つの未来のシナリオをご覧ください。
* テクノロジーについては、各シナリオの検討では他の要素に内包して記載しています。
「これからの社会がどう変容していくか?」
「その中で私たちはどのようにあるべきか?」
という視点のもと、4つの未来のシナリオをご覧ください。
※所属・肩書は当時のものです。
Playback of this video is not currently available
「政治経済」 「地球環境」「信頼」を軸として、
10年後の未来に起こり得る、「4つのシナリオ」をこれまで見てきました。
未来シナリオの中に描かれたことは、決して夢物語ではありません。
現にこの世界では、21世紀に入ってからだけでも、
それまで誰も想像していなかったような出来事が、次々に発生しています。
極めて不確実性の高い世の中において、どのシナリオも「十分に起こり得る未来」です。
私たちPwCのPurpose、
「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」。
各シナリオの中で、社会が求める「信頼」の形は異なりますが、
私たちのパーパス、それ自体は、揺らぐことはありません。
一人ひとりがそのパーパスを真に理解し、
時代に合わせ柔軟に変化しながら、そして突破力をもって行動することで、
変わり続ける社会に対し、信頼を構築し続けます。
10年後、私たちはどんな未来へ向かっているのか?
未来を想像し、より良い未来を創る責任が、私たちにはあります。
監査の研究を専門とする立教大学の小澤康裕准教授と、PwC Japan有限責任監査法人で保証をリードする遠藤英昭が、サステナビリティ情報の開示が求められる理由と、この領域におけるトラストギャップ(信頼の空白域)の埋め方について語りました。
業界や企業の内的要因によるリスクに対してコンプライアンス研修やルール整備を行っているものの、不正や不祥事を防ぐまでには至っていない現状について、「リスクカルチャー」という視点から考察し、対策を探ります。
証券監督者国際機構(IOSCO)が2024年11月に公表したプリヘッジ(Pre-hedging)に関するコンサルテーションレポートについて、概要と今後想定される課題を解説します。
「荷主と物流統括管理者が創る新たな連携モデル」という視点から、物流の進化をリードするために必要な物流統括管理者の役割や具体的な実践内容について考察します。