
医彩―Leader's insight 第8回 病院長と語る病院経営への思い―小田原市立病院 川口竹男病院長―
経営改善を実現し、「改善を持続できる組織」に移行している小田原市立病院を事業管理者・病院長の立場で築き、リードしている川口竹男氏に、病院経営への思いを伺いました。
悪性腫瘍(癌)は現代人の死因の第一位であり、日本人のおよそ5人に1人は癌によって死亡しています。主な癌治療の1つである薬物療法では近年の進歩が著しく、従来の化学療法(いわゆる抗癌剤)に加えて、各種の分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤、細胞治療といった、多くの革新的かつ効果的な治療薬・治療法が実用化されています。これらの創薬にはライフサイエンスの基礎研究からの知見に加えて、効果的で安全な薬剤候補物質を創製する技術や、人体を用いての臨床開発(治験)を開始してやり遂げる資金や能力など、サイエンスからビジネスにまで及ぶ専門性と、また多くの異なるステークホルダーを連携させる総合力が必要となります。一方、わが国においては医療需要と国民医療費がともに増大し続けているにもかかわらず、他の国や地域で使用されている治療薬が国内では未承認のままである「ドラッグラグ」や「ドラッグロス」といった現象が顕在化しています。この、問題の背景は複合的であり、なかには「そもそも日本の創薬能力に不足がある(低下している)」という指摘もあります。
今般、以上の状況を客観的に可視化すべく、われわれは癌分野における世界と日本の創薬状況についての調査・分析を行いました。
詳細については以下のPDFをご参照ください。
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埼玉県では令和6年度より看護業務改善のためのICT導入アドバイザー派遣事業を実施しています。本事業でアドバイザーを務めたPwCコンサルティングのメンバーが、取り組みの概要とともに、埼玉県が考える看護職員の就業環境改善に向けた支援のあり方について伺います。
製薬業界の未来を見据えた戦略的アプローチと必要な能力について論じる本稿では、2025年以降の変革的なトレンドや価値創造の方法を探り、特にAIの影響、バイオロジーの進歩、薬価引き下げの圧力、患者中心主義などに対応するための戦略を提案して います。
PwCコンサルティングが経営強化・業務改善支援を行っている北杜市立塩川病院・院長の三枝修氏および北杜市立甲陽病院・院長の中瀬一氏に、これまでのご御経験を踏まえて地域医療の魅力を存分に語っていただきました。