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進捗は緩やかであり、飛躍的な変化が必要 ネットゼロ経済指標2024
2023年に世界が達成した脱炭素化率はわずか1%であり、過去10年間で最低の水準に落ち込みました。ネットゼロという意欲的な目標を達成するためには、即時かつ大胆な行動が官民に求められています。
気候変動をはじめとした地球規模の環境課題は年々深刻度を増しています。国際社会は、企業がこうした課題に対して抜本的な対策を講じ、ビジネスをサステナブルに転換することを求めており、さまざまな規制や自主的なルールが形成されつつあります。
経済発展がめざましいASEAN(東南アジア諸国連合)においても、人口と資源消費の増加による環境への悪影響や資源枯渇によるビジネスの持続可能性への懸念が顕在化してきており、これまでの大量資源消費・大量廃棄を前提とした成長モデルから新しい成長の在り方への転換が求められています。
経済活動を広くASEANに展開している私たち日本企業は、技術力と行動によって大きなインパクトを与えることができるという考えのもと、2022年11月、PwC Japanグループが発起人となり、サステナビリティ経営に積極的に取り組む企業の経営者とともに、日本において民間企業主導では数少ない経営者の意見交換の場となる「エグゼクティブ・サステナビリティ・フォーラム」を発足しました。
発足から約1年、日本を代表する企業の経営者が集まり、ASEAN・日本におけるサステナブルビジネスの在り方を模索してきましたが、2024年のダボス会議の開催に合わせ、ASEANのサステナブルな成長を実現するための共同声明を発表しました。本レポートは、その共同声明に向けた議論のベースとなったPwCの「サーキュラーフレームワーク」について解説するとともに、ASEANが抱えるサーキュラーエコノミーの課題について問題提起をします。
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2023年に世界が達成した脱炭素化率はわずか1%であり、過去10年間で最低の水準に落ち込みました。ネットゼロという意欲的な目標を達成するためには、即時かつ大胆な行動が官民に求められています。
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エネルギートランジションは気候変動に関わる必須課題であり、大きな投資機会でもありますが、投資には複数の障害が存在します。本稿では3つの障害とその対処方法、投資活性化にむけた政府の役割やデータ活用の重要性などを解説します。
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PwCとWEFの共同調査では、企業がエネルギー需要側に働きかけることで短期間に費用対効果の高い方法で最大31%も需要を削減できる可能性があることが分かりました。本レポートでは、需要削減に向けた官民の取り組みとその実現方法について概説しています。
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PwCが定義する「広義のサーキュラー化」すなわち「採取と拡散の極小化」をビジネスにおいて実践するために押さえておくべき未来トレンド六つのうち、末来のビジネスを考えるうえで重要となる「バリューチェーンの改革者になる」「システミックチェンジを起こす」の二つを紹介します。