
医彩―Leader's insight 第8回 病院長と語る病院経営への思い―小田原市立病院 川口竹男病院長―
経営改善を実現し、「改善を持続できる組織」に移行している小田原市立病院を事業管理者・病院長の立場で築き、リードしている川口竹男氏に、病院経営への思いを伺いました。
2021-04-07
従来、経済活動の活性化の背景には、人的交流の活性化があると理解されてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により人的交流が阻まれるなか、企業の経営者は人的交流に代わるデータの交流による経済の活性化に挑戦しています。
製薬企業においても、社内外のデータ資産を新たな価値に転換することで新たなビジネスモデルを構築し、企業活動の閉塞感を打開しようとする動きが活性化しています。例えば、リアルワールドデータ(RWD)、臨床開発データ、パーソナルヘルスレコード(PHR)データなど、幅広いデータの活用が大手の製薬企業では実施されるようになっています。また、治験においても、インターネットやモバイル端末、ウェアラブルデバイスなどのICT(情報通信技術)を活用して、被験者が「場所」という制約条件から解放された柔軟性の高いバーチャル治験が始められています。
一方で、データ活用をこれから始めようとする企業の経営層は、「社内データ活用を進めたいが何から着手するべきか」、または「データ活用するためのシステム基盤は整備したが活用が進まない」、さらには「法規制への対応に不安がある」といった悩みも抱えています。
本稿では、このような製薬業界の現状を踏まえ、データ活用の促進に必須となるデータガバナンスに焦点を当て、構築すべきデータガバナンスの要素、事前に留意しておくべき構築に向けた障壁、障壁を乗り越え競争優位性を得るために必要となる取り組みについて述べます。
経営改善を実現し、「改善を持続できる組織」に移行している小田原市立病院を事業管理者・病院長の立場で築き、リードしている川口竹男氏に、病院経営への思いを伺いました。
埼玉県では令和6年度より看護業務改善のためのICT導入アドバイザー派遣事業を実施しています。本事業でアドバイザーを務めたPwCコンサルティングのメンバーが、取り組みの概要とともに、埼玉県が考える看護職員の就業環境改善に向けた支援のあり方について伺います。
製薬業界の未来を見据えた戦略的アプローチと必要な能力について論じる本稿では、2025年以降の変革的なトレンドや価値創造の方法を探り、特にAIの影響、バイオロジーの進歩、薬価引き下げの圧力、患者中心主義などに対応するための戦略を提案して います。
PwCコンサルティングが経営強化・業務改善支援を行っている北杜市立塩川病院・院長の三枝修氏および北杜市立甲陽病院・院長の中瀬一氏に、これまでのご御経験を踏まえて地域医療の魅力を存分に語っていただきました。