2018-05-22
2017年、米国の銀行および資本市場(BCM)におけるディールは、ほぼ前年並みの水準にとどまりました。コミュニティバンクや地方銀行の統合は年間を通じて進んだものの、多くは小規模なものであり、またそうしたディールの多くは価格リスクを軽減するため株式交換を利用したものでした。
2017年末に成立した税制改革により、銀行は繰延税金資産に関する多額の償却費用の計上や、レパトリ税の発生など、短期的にはネガティブな影響を受けることになると思われます。しかし、中期的にみると、多くは法定税率の引き下げから大きな恩恵を受けることになるでしょう。
この税制改革が経済成長や借入需要を高めるか否か、また高めるとすればどの程度になるのか、という点については今なお不透明ですが、多くの市場参加者は銀行業界にとって大きな好材料と考えており、特に大規模な地方銀行やコミュニティバンクにおけるM&Aへの関心が高まるものと予想しています。
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