米国テクノロジー業界 2019年第2四半期のM&Aに関するインサイト

2019-11-14

2019年第1四半期に好調だった取引金額は、当四半期はやや減少しました。取引金額の大半を占めたのがテクノロジー企業による買収であり、4件の大型案件全てがテクノロジー企業によるもので、その4件の取引金額の合計は523億米ドルでした。

第1四半期に見られたトレンドのいくつかは当四半期も継続しました。また第1 四半期にほとんど姿が見えなかった外国企業が大挙して戻り、その結果、外国企業による米国企業の買収金額は2016年以来の高水準となりました。一方、第1四半期は他業種の企業によるM&Aが多く、これが取引金額を押し上げましたが、第2四半期の買い手の中心はテクノロジー企業であり、全取引金額の90％近くを占めました。

IPO市場も大きく回復しました。年明けに3週間にわたって政府機関が閉鎖された影響を受け、多くの案件が当四半期にずれ込んだためです。2019年は以降も、テクノロジー企業によるIPOの勢いは続くと思われます。

※当該和訳は、英文「US Technology Deals insights: Q2 2019［PDF 387KB］」を翻訳したものです。

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