グローバル経済犯罪実態調査2022 ―外部犯行者による不正の増加

2023-01-16

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大、ウクライナをはじめ各地で続く紛争、それらの影響を受けて混乱する経済やサプライチェーンなど、不安定な情勢や変化を機に、企業の防御の隙を狙った組織外部の人間による不正や経済犯罪が増えています。

規定類の整備や研修の実施、内部統制の強化など、企業による従来の不正対策は、内部犯行者による不正には効果があるものの、ハッカー攻撃など外部からの不正には太刀打ちできません。増加する外部攻撃に対してどう備えるか、まずは現状を把握することが重要です。

本調査は、2022年に実施したグローバル経済犯罪実態調査の第1弾で、53の国および地域における1,296人からの回答結果を分析したものです。企業規模や業界別に見た発生率の高い不正、外部犯行者の種類、新たに台頭しつつある不正の兆候など、企業を取り巻く不正の現状について、さまざまな側面から分析しています。