電力・ガス小売市場意識調査2016

2016-10-06

PwCコンサルティングでは、全国の一般家庭における消費者を対象に電力・ガス小売市場についての意識調査を行いました。

本調査は当社内の専門組織「電力・ガスシステム改革支援室」が実施したものです。電力については小売全面自由化前の2013年から毎年意識調査を実施しており、ガスについては今年1月から加わりました。

調査の結果、今回の自由化で電力会社の契約を変更した回答者の過半数が、比較的低額な電力料金使用者であり、料金やポイントなどの割引が乗り換えの主な要因であることがわかりました。電力自由化に際し各社は、電力を使う高額使用者ほど割安となる料金体系を設定しましたが、実際に新電力に切り替えた割合は比較的低額な使用者が高く、企業と消費者の思惑にギャップがあることが見受けられました。

またガスの自由化についても、ガス会社変更の意思を示す乗り換え率は増えており、自由化への期待が高まっていることがわかりました。

電力・ガス自由化について、消費者がどのような選択をしている(予定している)のか、どのように考えているのかの一端を垣間見ることができます。