次世代のダイバーシティ‐未来の女性リーダーの育成

2014-06-02

現在、世界中の企業は、女性リーダーの不足問題に直面しています。企業が持続可能な変革を実現するためには、幹部人材の多様化を促す努力と並行して、将来、リーダーとなり得る才能ある女性の育成に取り組む必要があります。

PwCは若手社員の考え方の変化について掘り下げた調査を2008年から実施しており、今回、「ミレニアル世代*」の重要性について着目した「次世代のダイバーシティ‐未来の女性リーダーの育成(Next generation diversity – Developing tomorrow’s female leaders)」を発表しました。
本報告書では、企業がミレニアル世代の女性を惹き付け、定着させ、育成するために不可欠となる主要なテーマを挙げ、この重要な人材プールに対する戦略について考察しています。
*:1980年から1995年の間に生まれた新しい世代の人材。

本報告書の中で、「ミレニアル世代」について、以下の傾向があると説明しています。

  • これまでのどの世代の女性よりも高学歴で、就労人口も多いという点で重要である。
  • これまでのどの世代の女性よりも自信に満ちあふれ、昇進の機会を重視している。
  • ダイバーシティ推進において確かな実績のある企業を求めている。
  • ワーク・ライフ(仕事と生活)をめぐる組織文化にかつてない変化をもたらす原動力として期待されている。
  • 定期的なフィードバックを求めており、テクノロジーに精通しながらも、重要な評価内容については直接の対話を望んでいる。
  • 国際的な経験を強く望んでいる。
  • 企業・業界のイメージや評判を重視している。
次世代のダイバーシティ‐未来の女性リーダーの育成