2014-01-31
本研究は、日本における戦略・組織マネジメント研究の第一人者であり、企業のグローバル化における諸課題について研究を進めている、慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 清水勝彦教授と、あらた監査法人およびプライスウォーターハウスクーパース株式会社が共同で実施したものです。海外展開で実績を有する業界大手の日系企業21社の海外事業担当役員へのインタビューを基に、グローバル化の進展度合いと課題について分析しています。
本研究では、グローバル展開を果たす世界の大手企業(日系企業含む)の海外事業における収益性・成長性の比較データをもとに、「日系企業のグローバル化は本当にうまく行っていると言えるのか?」との問題意識に立ち、グローバル化をどのように認識し、推進してきたのか、またその過程における課題と成功要因は何かを明らかにすることを目指しました。
手法としては、日系企業のグローバル化に関する先行研究では類例の少ない、以下の3つのアプローチを採用しています。