2017-07-14
本報告書は、企業がリスク戦略や組織、分析手法をどのように見直しているかについて調査した結果を取りまとめたものです。今回で第6回目となる本調査では世界中の計1,500名以上の企業幹部などの方々にご協力をいただきました。
PwCの第20回世界CEO意識調査でも示されているとおり、企業は、経済成長の不透明感、厳格な規制、地政学的な不確実性、技術変化の速さといった脅威に直面しています。このようにビジネスリスクの多様化が進み、変化の速度が増している中、リスク管理を効果的に行うためにはビジネスの意思決定を行う、第1ディフェンスラインがリスクオーナーとしてリスク管理の主導的な役割を果たすことが期待されています。
今回の調査では、第1ディフェンスラインが中心となり、リスク管理責任を果たしているグループを「フロントライナー」と呼んでいます。このグループの回答は、調査全体のわずか13%程度でしかなかったものの、リスク管理を事業戦略と整合する形で的確かつ効果的にリスク管理を実施できているということが分かりました。本報告書では、このようなフロントライナーに向かうために組織が行うべき行動や各C-suiteが果たすべき役割などについてまとめられています。
企業を取り巻く環境が激しく変遷する中、内部監査に対する経営者のニーズが高まっています。そのため、内部監査部門では、組織全体のリスクにフォーカスした内部監査の実施等、内部監査の実効性を確保することが求められています。PwCでは、内部監査部門の課題解決をサポートするため、様々なソリューションをご提供します。
ガバナンス・リスク管理・コンプライアンスの構築、金融庁等の監督当局による規制対応など多様なサービスを提供しています。
さまざまな環境変化やリスクに対する、組織的な、また業務機能(バリューチェーン)の対応力をリスクレジリエンスと呼びます。PwC Japan有限責任監査法人、PwCビジネスアシュアランス合同会社は、想定外のリスクや環境変化に柔軟に対応する力(レジリエンス)の強化を支援します。