
トップランナーと語る未来 第10回 慶應義塾大学大学院・白坂成功氏 俯瞰と具体化で複合的なシステムを設計、「システムズエンジニアリング」で実現する価値創出と課題解決
第10回は、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 白坂成功氏を迎え、PwCコンサルティングのパートナー渡邊敏康とシニアマネージャー南政樹が、システムズエンジニアリングの発想に基づいた価値創出と課題解決の方法について議論しました。
空間IDと4次元時空間情報基盤(以下、4D基盤)の整備は、現実空間と仮想空間の高度な融合が求められるSociety5.0の実現にとって重要な要素となります。
本稿では、空間IDと4D基盤を活用した将来のエコシステムを示し、具体的なユースケースを通じてエコシステムにおける各レイヤーの役割と経済的/社会的価値、空間ID活用メリットについて解説するとともに、課題と対策、実現に向けたステップを提示します。
空間ID、4D基盤が整備された将来のエコシステムにおいては、ユースケース内でのデータニーズを把握し、より空間情報の活用が促進されるような4D基盤システムの運用を行う「4D基盤提供者」という役割が新たに登場し、「データ提供者」「4D基盤提供者」「サービス提供者」「サービス利用者」の4レイヤーから構成されるエコシステムを形成すると考えられます。本稿では、空間情報活用が期待される7つの分野に関し、具体的な7つのユースケースを通じて、エコシステムにおける各レイヤーの役割と経済的/社会的価値、空間ID活用のメリットについてもご紹介しています。
空間IDと4D基盤のエコシステムを実現する上では、大きく3つの視点から解決すべき課題が存在します。私たちはそれらの課題を整理し、対策を提案することで、課題解決をサポートしていきます。
空間IDと4D基盤の整備により、新たな空間情報活用の可能性が広がります。これからの時代において、各レイヤーがスキルと能力を高めながら協力し合い、エコシステムの構築とユースケースの実現に向けて前進していくことが重要です。本稿が、各レイヤーが一体となり、空間IDと4D基盤がもたらす未来の世界へともに歩み出す際の一助となれば幸いです。
第10回は、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 白坂成功氏を迎え、PwCコンサルティングのパートナー渡邊敏康とシニアマネージャー南政樹が、システムズエンジニアリングの発想に基づいた価値創出と課題解決の方法について議論しました。
多様なバックグラウンドを持つメンバーが、ソリューションをスピーディーに提供するためにISGを新設しました。製造業出身のメンバー3人が事業会社からコンサルタントに転身した経緯や、PwCコンサルティングを選んだ理由などについて語り合いました。
建設業界では、建設DX/RXを推進していくことが課題となっています。建築生産におけるロボット社会実装における「アーキテクチャ視点」の重要性と有用性について考察します。
経営環境の急速な変化が進む昨今、企業にはデジタル技術を取り入れた改革が不可欠です。ソリューションの「かけ算」による、デジタル化の構想から実装、改革に至るまでの価値創出について、PwCコンサルティングのコンサルタントの対談を通じて解説します。