
PwCコンサルティングと広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター、映像コンテンツ視聴時における感情惹起と余韻形成メカニズム解明に向けた共同研究の予備調査結果が判明(2024年3月28日)
PwCコンサルティングと広島大学「脳・こころ・感性科学研究センター」は共同研究の初期調査により、映像体験を通じた視聴者の「感情惹起」や事後の「余韻」の形成には、内受容感覚(身体内部の感覚)や、個々人の経験などが関連しているとの示唆を得ました。
2016年以来、「PwC スポーツ産業調査」では世界中のスポーツ産業界リーダーの認識を調査・分析することで、スポーツ産業が直面する現状、主な機会、脅威について考察をしています。
第8版となる今回の調査では、日本を含む46カ国・400名以上の回答結果から、スポーツ産業の成長予測、スポーツに対する投資、女性スポーツといった近年の継続テーマに加え、大型スポーツイベントの将来、スポーツ×政府といったアジア・日本の読者の皆様にも親しみのある内容を、グローバル全体で新たに主要テーマに取り上げています。また、近年注目が集まる生成AIについても導入状況や課題を考察しています。
調査結果は、昨年(2023年)以上に前向きで楽観的な見通しです。今後3~5年間の予測成長率は7.3%と昨年(6.6%)から上昇し、世界のスポーツ産業に対する自信と信頼が高まっていることが明らかになりました。
メディア市場の変遷から、スポーツへの投資および女性スポーツを取り巻くポジティブな機運、ファンの行動の変化、生成AIの可能性まで、スポーツ産業が常に進化していることを示しており、特に女性スポーツについては、回答者の85%が今後3~5年間で2桁成長を見込んでいます。
その一方で、調査結果はスポーツ組織がこうした機運を取り込み成長につなげるためには、ファンや関係者のニーズを理解すること、組織の変革やテクノロジーの取り入れに積極的になることが必要であることも浮き彫りにしています。回答者の83%は、スポーツ組織への投資を呼び込むためには、新たなビジネスモデルへの変革が必要になると考えています。
PwCコンサルティングと広島大学「脳・こころ・感性科学研究センター」は共同研究の初期調査により、映像体験を通じた視聴者の「感情惹起」や事後の「余韻」の形成には、内受容感覚(身体内部の感覚)や、個々人の経験などが関連しているとの示唆を得ました。
PwCコンサルティングおよびPwC Japanグループ内法人横断の知見を活用して、各種の制度設計やコンテンツの海外展開、国際ビジネスを推進する政府や官公庁、学術関係者、業界・経済団体などへの情報発信を強化します。
PwCコンサルティングと広島大学「脳・こころ・感性科学研究センター」は、「コンテンツ視聴時における情動変容と余韻形成メカニズムの解明と定量化系構築」に関する共同研究を開始します。両者の知見を共有することで、エンターテインメント・メディア業界の発展に貢献します。
本調査は今年で23年目を迎え、52の国・地域における消費者および広告のE&M支出に関する分析および予測をまとめたものです。