
プライベート・キャピタルにおける世界のM&A動向:2025年の見通し
2025年のプライベート・キャピタルにおけるM&Aは、業界を統合するような取引や業界の再編によって2024年来の世界的に活発な活動が継続し、加速すると予想されます。
2021-04-28
近年、サステナビリティは重要な経営アジェンダの一つとして関心が高まっています。これは、ESG投資やSDGsといった概念の浸透に示されるように、持続可能な社会の構築に向けた社会・環境課題への対応について、あらゆるステークホルダーの立場も踏まえて推進することを、企業が強く求められるようになってきたことが背景にあります。
このような時代背景や社会の要請の変化を受け、企業に求められる環境や社会に対する取り組みは、企業活動の前提となるもの、つまり企業の事業戦略の軸となるものへと進化しています。これに伴い、自社が企業として存在する意義、社会・環境の維持・向上のために何を果たすのか、どのような社会的価値をどのような事業で達成し企業価値を高めていくのか、といった本質的な問いに立ち返ることこそが、企業に求められています。
M&Aにおいてもこれまでは、買収・売却に際して、個別のビジネスドメインに閉じた視点での検討が多く見られました。今後はサステナビリティも踏まえた、より全方位的・俯瞰的な観点で検討を行う必要があります。感度の高い企業は、既にサステナビリティに関するゴール設定や戦略策定を完了し、それを実現する方法の一つとしてM&Aを実施し始めています。
本レポートは、株式会社レコフデータとPwCアドバイザリー合同会社が共同で作成し、今後の動向や企業価値への影響にも触れながら、近年のM&Aの状況を、ESG/SDGsの視点より明らかにします。
PwCアドバイザリー合同会社は、主としてM&A、事業再編・再生、インフラストラクチャー構築の3領域でクライアントの皆様にサービスを提供しています。
PwCアドバイザリー合同会社は、PwC Japanグループの税務、法務、コンサルティング、監査・アシュアランスとの協働体制のもと、世界155カ国のグローバルネットワークとも緊密に連携し、最近のESG投資の動向やSDGsに照らした経営戦略策定支援からその実行、データアナリティクス技術を駆使した経営管理情報の見える化、国内外グループ企業のガバナンス体制構築など、クライアントの皆様および社会における重要な課題の解決をサポートしてまいります。
株式会社レコフデータは、M&A専門誌「MARR(マール)」の編集・発行、レコフM&Aデータベースの販売、M&Aフォーラムの運営、M&Aマッチングプラットフォーム「MARR Matching(マールマッチング)」の運営、その他M&Aデータ等の情報提供サービス、受託調査、セミナー運営などを行っています。信頼性の高いM&Aデータベースの提供を通じて、M&A戦略実現による企業の活性化とM&A市場の発展を促進し、ひいてはわが国産業界の発展に貢献します。
2025年のプライベート・キャピタルにおけるM&Aは、業界を統合するような取引や業界の再編によって2024年来の世界的に活発な活動が継続し、加速すると予想されます。
本レポートでは、世界の大企業の経営幹部673人を対象に、経営の戦略や優先順位を調査しました。COOはAIの活用拡大に強いプレッシャーを感じており、関連する人材の採用・育成に注力する一方で、業務に追われ将来のビジョン策定に注力できていない状況が明らかになりました。
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金融サービス業はマクロ経済情勢や地政学的緊張による不確実性に引き続き直面しているものの、メガディールの復活とディール金額の増大に伴い、2025年にはM&Aが活発化するとの楽観的な見通しが広まっています。