2050年の世界(The World in 2050)‐世界の経済力のシフトは続くのか?

2016-05-23

本調査レポートは、2050年にかけての主要国のGDP予測を行ったシリーズ「World in 2050」における最新版です。

PwCが初めて発表した2006年版の「2050年の世界」では、調査対象国をG7(フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国、カナダ)とスペイン、オーストラリア、韓国、およびE7(ブラジル、ロシア、インド、中国、インドネシア、メキシコ、トルコ)の17カ国としていました。2013年版では、ベトナム、ナイジェリア、南アフリカ、マレーシア、ポーランド、サウジアラビア、アルゼンチンを加え24カ国にとしました。今回は、さらに調査の範囲を広げ、バングラデシュ、コロンビア、エジプト、イラン、オランダ、パキスタン、フィリピン、タイの8カ国を加え、調査対象国は32カ国(世界のGDP総額の約84%)としています。

主な調査結果は以下のとおりです。

  • 世界経済は2014年から2050年までの期間に年平均3%強のペースで成長
  • 経済規模は2037年までに倍増、2050年にはさらに3倍近くに拡大
  • 2020年以降は、世界経済の成長は減速
  • 世界の経済力は、既存の先進諸国からシフトする動きは今後35年にわたって続く見通し
  • 新興国が必ずしも急成長を実現できるとは限らない
  • 成長のためには持続的で効果的なインフラ投資と政治、経済、法律、社会制度の改善が必要

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