要介護認定事務の円滑な実施に関する調査研究事業
要介護認定審査は介護保険制度の根幹をなす仕組みであり、適切な運用が求められている一方、要介護認定者は年々増加傾向にあり、自治体における事務負担も増大している。
国においても、介護認定審査会の運営の簡素化を可能にしたり、指定市町村事務受託法人が認定調査を介護支援専門員以外に行わせることができるよう要件を緩和したりといった取り組みがなされてきた。
また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でICTなどを活用して介護認定審査会を実施するなどの事例も見られている。
こうした社会情勢の変化を踏まえ、本事業では市町村など(広域連合、一部事務組合、協働設置の審査会なども含む)の要介護認定事務に関する負担状況を把握し、迅速かつ適切な事務の実施に向けた方策を検討する。
また、主治医意見書の送受や認定調査、介護認定審査会の運営におけるICT活用に向けた課題の洗い出しを行う。