重層的支援体制整備事業への移行に係る促進方策についての調査研究
本調査研究では、「地域共生社会に向けた包括的支援と多様な参加・協働の推進に関する検討会」の最終とりまとめを踏まえ、この中に記載された新たな事業である重層的支援体制整備事業への移行を円滑に推進するため、課題を明らかにし、推進のために必要な方策の検討を行う。
重層的支援体制整備事業に関しては、平成28年度より208自治体でモデル事業が実施されている。本調査研究では、モデル事業の取り組み概要や実績に関するデータを詳細に分析し、モデル事業実施自治体が直面しやすい課題とその対処方法について整理するとともに、課題を乗り越えるための参考となる支援方策を検討する。また、モデル自治体の中でも特徴的な取り組みを行っている自治体に対するインタビュー調査を実施し、取り組み内容、支援プロセス、取り組みの効果などを詳細に把握する。
本調査研究の成果物は、モデル事業実施自治体が直面している課題や成功要因などを整理し、事例を交えてわかりやすくとりまとめることにより、今後、重層的支援体制整備事業に取り組む自治体の参考資料となるよう作成する。