地方自治体における支給決定事務に関する実態調査
地方自治体や障害福祉サービス事業所における各種手続きでは、文書削減や業務効率化の観点からは、国から示されている標準様式を活用することが考えられるが、これを活用しやすいものとすることが重要である。これについて、障害福祉サービスなどの指定申請などの手続きについて、各自治体の取り扱い状況を調査する。
また、計画相談支援および障害児相談支援におけるモニタリング頻度は実施標準期間および本人の心身の状況などを勘案しながら設定することとされ、ただし利用するサービスの種類のみをもって一律に期間を決定することがないよう、相談支援専門員の提案を踏まえつつ、利用者ごとに柔軟かつ適切な期間を設定することとされているが、実際には一律に期間を設定している例があるとの声がある。
さらに、放課後等デイサービスについては、就学児の発達支援に必要となるもので、本人の発達支援に必要な量を軸として、周辺事情も勘案して日数が決定されるべきところ、現在、さまざまな事項を総合的に勘案して支給量が決定されているが、それらの事項をどのように勘案し、その結果に応じて日数が決定されるのかのロジックは明らかではない。
以上の状況を踏まえ、計画相談支援および放課後等デイサービスの支給決定状況について、各自治体の取り組みを調査する。