企業活動のバリューチェーンにAIを組み込み、状況把握から意思決定・実行までの高速化を実現
2020年9月8日
PwC Japanグループ
PwC Japanグループ(グループ代表:木村 浩一郎)は9月8日、企業がAIを中枢に据えた経営「AI経営」を実現するための包括的支援サービスの提供を開始しました。
AI経営が目指す世界、戦略的にAIとデータの力を最大化し経営の中枢に活用
企業を取り巻く環境が大きく変化する中、迅速な経営戦略の実行の重要性が増しています。新たな時代への適応を模索している企業にとって、AIやIoT、ビッグデータ、5Gといったデジタルテクノロジーを活用し、競争優位性を確立する抜本的なビジネス構造変革が急務となっています。テクノロジーの進化により、企業が収集できるデータは爆発的に増加しています。リアルタイムにさまざまなデータを収集し、解析することで得たインサイトを意思決定に結び付けることが、これからの時代を勝ち抜いていくための重要な要件となっています。一方で、いち早くAIなどの先進テクノロジーを活用した変革に取り組んでいるにもかかわらず、ビジョンが不明確であったり、場当たり的な分析やPoC(概念実証)を繰り返すなどで、期待した成果を得ることができないといった例も多くみられます。
このような背景や課題を踏まえ、当社は、新たに提唱するコンセプト「AI経営」を通じ、経営においてAIが当たり前に存在している世界の実現を目指します。企業活動のバリューチェーンの至る所でAIを活用するソリューションを提供、ビジョンの策定、マネジメント変革、デジタルテクノロジー導入までを一貫して担い、AI経営の実現を支援します。
最先端の豊富なAI活用事例から得た知見をもとにAI経営を実現、クライアントの自走を支援
PwCは世界157カ国のグローバルネットワークで連携し、最先端のAI活用事例をテンプレート化(40超)・ユースケース化(1400超)しています。これらの豊富な知見を活用することで、早期にAI経営の成果を生み出すことが可能になります。
AI経営を推進していくためには、ビジネスとテクノロジー両方の理解に加え、働く人々に行動変容を促すための心理的側面の理解が非常に重要であり、その3つを統合したビジョンを描き出すことが求められます。PwCは、独自のフレームワークBXT(Business eXperience Technology)を用い、AI活用推進に向けたフレームワークやソリューションを基に、ビジョン策定やビジネスプロセス・マネジメント変革、さらには、データ活用を行う上で必要となるデータの整備や基盤構築まで、AI経営の実現に向けたロードマップを策定します。
これらの戦略を実行していく上では、AIが生み出すさまざまなリスクをコントロールするAIガバナンス・監査や、不足するケーパビリティをM&Aなどで補うなどの対応が必要です。PwCでは、コンサルティング、監査、M&Aなどのアドバイザリーの複合体制で支援します。また、これまでのユースケースから得た知見を体系化し、クライアント企業に共有することで、最終的にはクライアント企業における自走の実現を支援します。