複雑化する社会の中で、中長期的な将来社会の変化を予測することはますます難しくなっています。そのような中でも、グローバルNGOの活動は将来の社会課題を理解するための「アーリーウォーニング」として注目されています。NGOなどのアクティビストはサステナビリティの問題を提起し、現在および将来の課題を特定する重要な役割を果たしています。しかしNGOの活動の4分の3以上は欧米で実施されており、日本での活動は世界全体のわずか1%に過ぎないことから、多くの日本企業はアクティビズムの変化を捉え、企業の長期的成長にうまく活用できていないのが現状です。
本セミナーでは、グローバルNGOの動向を長年リサーチし、それに関するアドバイスを提供しているSIGWATCH社の創設者兼チェアマンであるRobert Blood氏をお迎えし、日本企業がサステナビリティマネジメントを推進する上でのグローバルNGOとの関わり方について考える機会を提供いたします。NGOが日本企業に与える影響と、NGOの関与が日本企業の評価に与える意義、そして日本企業とNGOの協力の重要性について取り上げます。