コーポレートガバナンス向上に向けたさまざまな取り組みが行われている中で、「監査役会」に対する期待と説明責任を求める声が高まっています。監査役会は、取締役会とともにコーポレートガバナンスの一翼を担う重要な機関でありながら、取り組みの内容が不透明で、実効的に機能しているのかどうかかが見えづらい、という声があります。とりわけ海外機関投資家にとって、日本特有の監査役会制度を理解するのは難しく、監査役会設置会社の形態の採用をネガティブに捉える傾向が一部に見られます。監査役会の実効性を継続的に向上させる取り組みとともに、社内外に対して監査役会の役割と活動を分かりやすく伝えていくことが重要です。
監査役会の実効性評価、すなわち現状の取り組みに対する評価・認識、提言や課題・問題意識の抽出、意識の共通点や齟齬・ズレの抽出などを実施することで、中長期にわたって採るべき方向性を見いだすことができます。
監査役会の実効性評価について、以下のような課題をお持ちではありませんか。
PwC Japan有限責任監査法人は、日本において先行的に監査役会の実効性評価支援に取り組んできました。これまでに培った知見と豊富な経験を生かし、クライアントの志向や問題意識を踏まえながら、監査役会の実効性評価にかかわる実施方針策定から評価、調査、集計・分析、継続的なフォローアップ体制の整備まで、一貫してサポートします。
コーポレートガバナンスの強化を通じた長期的な企業価値向上および投資家との対話促進を支援するため、2014年に、PwC Japan有限責任監査法人内に立ち上げられた組織です。企業に対する各種支援やコーポレートガバナンスに関する制度設計に携わっています。
PwC英国のCorporate Governance Team、およびPwC米国のCenter for Board Governanceをはじめ、海外のPwCコーポレートガバナンス支援チームと連携し、グローバルな視点からの情報発信やサービスを提供しています。