役員報酬はコーポレートガバナンス改革における大きな争点の一つであり、役員報酬制度のあり方は変革の只中にあります。
2017年からの法制審議会(会社法制(企業統治など関係)部会)では、インセンティブ報酬の規律の見直しや情報開示の充実化が検討されています。また、2018年のコーポレートガバナンス・コードの改訂では、任意設置の報酬委員会(報酬諮問委員会)の位置付けが、従来の例示から推奨されるプラクティスへと変化しています。今後、報酬委員会(報酬諮問委員会)は、監査役会設置会社においても、役員報酬ガバナンスの基本的な構成要素になるものと考えられます。
役員報酬は、コーポレートガバナンスの重要な構成要素として位置付けられます。すなわち役員報酬のあり方は、中長期的な企業価値向上のためのシステムとも言えるコーポレートガバナンスの中で、これを構成する他の要素との有機的な関連において検討されることが求められます。
PwC Japan有限責任監査法人は、役員報酬制度設計や報酬委員会(報酬諮問委員会)運営サポートを通じ、経営戦略、会社機関設計、役員体制(人事体制)、企業情報開示などをサポートしてきた実績があります。これらの知見と経験を生かし、クライアントの中長期的な企業価値向上に寄与する役員報酬制度の実現を支援します。
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コーポレートガバナンスの強化を通じた長期的な企業価値向上および投資家との対話促進を支援するため、2014年に、PwC Japan有限責任監査法人内に立ち上げられた組織です。企業に対する各種支援やコーポレートガバナンスに関する制度設計に携わっています。
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