
生産領域へのERP導入、PwCの強みとは
製造業界出身で、現在はPwCコンサルティングで製造業を対象としたERP導入を手掛けるディレクター佐田桂之介と、シニアマネージャー尾中隆喜が、基幹システムを導入する際のシステムの「標準化」の意義や克服すべき課題について語ります。
人的リソースの減少傾向と、システムの複雑化により、従来の考え方の延長では、業務・システムそれぞれが抱える足元の問題・課題を解決することが難しくなっています。一方で、企業の各部門に期待される役割は増大しており、スピード感のある戦略策定、ガバナンス強化、業績予測/管理の精度およびスピードの向上などが求められています。しかし、足元の問題・課題の解決に足を取られ、期待される役割への対応に手が回らない状態に陥っています。
PwCコンサルティングは生成AIを活用することで、従来のシステム構成に対する考え方が変わり、業務部門、IT部門それぞれの足元の問題・課題だけでなく、期待される役割への対応にも大きく貢献できると考えています。
PwCコンサルティングでは、システム構成に対する考え方をデータ入力、開発、解析の3点で整理しています。
従来の方法では、直接SAPに入力する、表計算ソフトなどからアップロードする、専用のユーザーインターフェース機能を利用する、などさまざまな方法でデータを入力していました。しかし将来のシステム構成では、これらユーザーインターフェースはチャットによる会話に置き換わり、システム間のインターフェースも生成AIに置き換わると考えています。
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出所:PwCコンサルティングのPoC(概念実証)
将来のシステム構成では、大部分が生成AIに置き換わるため、追加開発の絶対数が減るとともに、追加開発の手法も、チャットボットと会話しながら設計書を作成する世界になると捉えています。生成AIが記載の抜け漏れを確認しながら設計書を作成することができるため、品質の向上も期待できます。もちろん、作成した設計書をもとに生成AIがプログラムを自動生成するため、開発工数も大幅に削減できます。
定型フォーマットでの描写以外にも、会話によってグラフや表を描写することができるため、より分析の自由度が上がり、分析速度の向上も見込めます。
また、生成AIによるプログラム分析を実施することで、数十分でプログラム解析が終わり、その結果は人が分析するよりも高い精度となります。
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出所:PwCコンサルティングのPoC(概念実証)
業務部門が抱いている「オペレーション高度化」「分析高度化」の要望や、IT部門が抱えている問題点や課題に対して、生成AI×SAPを活用することで解決に導くことができます。
PwCコンサルティングは、PwCグローバルネットワークと生成AI×SAPのユースケースを共有しています。そのため、将来構想をベースとした場合、業務がどのように変わるのか、将来構想に向けたシステム構成はどうあるべきか、現実的な仮説を持っています。その仮説をもとに、クライアントと議論し、クライアントにおける目指すべき新しい業務の形を描くことを支援します。
製造業界出身で、現在はPwCコンサルティングで製造業を対象としたERP導入を手掛けるディレクター佐田桂之介と、シニアマネージャー尾中隆喜が、基幹システムを導入する際のシステムの「標準化」の意義や克服すべき課題について語ります。
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「2027年問題」が迫るなか、多くの企業は業務改革とシステム再構築の連動という課題に直面しています。Enterprise Transformation部門のパートナー 蔵方玲臣と若手アソシエイトがシステム導入のチェンジマネジメントについて語り合いました。
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