バーチャルエンジニアリングソリューション

AI/デジタル技術の活用によるR&Dプロセスのデジタル改革(DX)推進

背景・目的

昨今、製品に対する顧客の要求は高度化/多様化しており、その変化のスピードも速いため、企業が製品開発を行うにあたっては顧客ニーズへ対応するとともに、開発プロセスを効率化させ、その期間を短縮することが必要とされています。

また、製品自体の魅力もさることながら、顧客体験の向上など、付加価値を含めたサービス提供についても高い期待が持たれており、IoTやAIなどのデジタル技術を活用した新たなサービスを創出するなど、激しい競争を勝ち抜くための競争力の獲得、維持、向上に向けた取り組みが重要となります。

そのような中、働き方改革による労働時間の削減やリモートワークの実施、安全性を考慮した法規制の強化など、製品開発プロジェクトの推進はますます難しい状況となっています。

これらの課題を解決する手段の1つとして、デジタル空間で製品の企画から開発、生産準備までを行うバーチャルエンジニアリングの実現が挙げられます。これにより、新しい製品やサービスの開発などを効率的に推進することが可能となります。

PwCでは製品開発現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向け、エンジニアリングチェーン全体のデジタル化の推進や、バーチャル空間における開発の実現に向けたソリューションの導入を支援しています。これにより市場変化への対応、市場競争力の向上、開発プロセスの効率化、イノベーションの促進などが可能となります。

ソリューションの概要

バーチャルエンジニアリングによる改革を実現するためには、モデルベースの製品を開発・評価・生産する際に得られるデータや、販売後の市場から集められる情報などのビッグデータを収集、管理、有効活用することが必要です。

PwCではこれまでの支援を通じて培ったノウハウや多様な人材の専門性を強みに、情報管理の基盤となるPLM/ALMの導入だけでなく、モデルベース開発適用などのプロセス改革、AIをはじめとするデジタル技術を活用したDXについて、構想策定から施策の具体化まで幅広く支援することが可能です。

PwCのソリューション

各ソリューションと具体的な支援内容は以下のとおりです。

R&Dデジタル改革に向けたアプローチ

R&Dデジタル改革ソリューションは以下のアプローチで提供します。POCおよびアジャイル開発を中心とした進め方を想定しており、具体的な成果を実感いただくことで、クライアントとの認識の齟齬を最小限としながら素早い立ち上げを可能とします。

図表4:支援実績(一部)
企業 課題 支援内容 成果
自動車メーカー
  • SDVに向けた対応
  • 複雑化する製品構成
    への対応
  • 情報管理基盤再構築
  • 業務プロセス改革
  • 開発期間短縮、効率化
  • 設計品質向上
自動車部品メーカー
  • 品質領域における
    業務効率化
  • AIソリューションの選定/
    導入支援
  • 設計-工場間連携効率向上
  • 付帯業務削減

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主要メンバー

寺島 克也

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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渡邉 伸一郎

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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宮寺 厚志

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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