
COOやオペレーションリーダーが取り組むべきこと PwCパルスサーベイに基づく最新の知見
本レポートでは、世界の大企業の経営幹部673人を対象に、経営の戦略や優先順位を調査しました。COOはAIの活用拡大に強いプレッシャーを感じており、関連する人材の採用・育成に注力する一方で、業務に追われ将来のビジョン策定に注力できていない状況が明らかになりました。
安定した収益と高い顧客満足度へ直接影響を及ぼすアフターサービス/セールス領域の重要性が高まっています。この領域を充実させるにあたっては、モノ売りからコト売り(保守・アフターサービス+付加価値)へシフトすることや、情報のデジタル化を前提にIoTやAIを活用することで外部や顧客との接点を軸としたビジネスモデル/プロセスへと改革することが有効な打ち手となります。
アフターサービス/セールス領域は、サプライチェーン/エンジニアリングチェーンの終着点であると同時に、顧客起点の出発点として位置付けられています。そして、この領域の改善を図るに際しては、コストの削減(効率化)や、サービスレベルおよび収益の向上がポイントとなります。
PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)では、アフターサービス/セールス領域のプロセスにおける問題を以下のようなフレームワークに沿って「ニーズ捕捉」「受付・見積」「アロケーション・在庫管理」「配送計画・管理」「サービス提供」「資産復旧・アップグレード」「フィードバック対応」の7つに特定しました。これらについて、「サービスデザイン/価格・パフォーマンス管理」「顧客接点強化」「需給計画の精度向上」「在庫管理レベルの向上」「オペレーション精度・連携の強化」の5つの解決テーマに従って、さまざまな切り口から施策を検討します。
AIを活用することで顧客情報起点のインサイトを導出し、業務高度化を支援します。
あらゆるデータ(構造化/非構造化)を分析し、インサイトを導出することにより、業務の効率化・高度化を段階的に実現する手段を幅広く創出できます。
保守業務上の蓄積データや、IoTを駆使して収集した機器データをデータマイニング(機械学習など)させることで、故障予知判断の迅速化や精度向上を実現します。また、これにより部品の計画的な修理や交換も可能となります。
PwCコンサルティングのオペレーションズでは、プロセス個別の課題解決だけでなく、DXによるバリューチェーン全体を俯瞰したオペレーションモデルおよびプロセスの改革や、業務の効率化および高度化を実現するため、世界151カ国のPwCグローバルネットワークと連携しながらクライアントを包括的に支援しています。
本レポートでは、世界の大企業の経営幹部673人を対象に、経営の戦略や優先順位を調査しました。COOはAIの活用拡大に強いプレッシャーを感じており、関連する人材の採用・育成に注力する一方で、業務に追われ将来のビジョン策定に注力できていない状況が明らかになりました。
企業における調達リスク管理は、外部環境の変化によってサプライチェーンが複雑になる中で、より広範囲なリスクへの迅速な対応が求められています。先行するグローバル企業の取り組みや最新の調達リスク管理システムをもとに、取るべき対応について解説します。
サイバー攻撃の増加により、企業はサプライチェーン全体のセキュリティ対策を強化する必要に迫られています。本稿では、サプライチェーンのデジタルリスクとその対策について、経営層80名、セキュリティ部門200名を対象とした実態調査結果をもとに解説します。
世界の上場企業19,000社以上における運転資本の動向を分析した結果、世界には1兆5,600億ユーロの余剰運転資本があることが分かりました。本稿では、業務改革やビジネスモデル改革へ向けて、企業がこの配当をどのように解き放つことができるかについて考察しました。