
トップランナーと語る未来 第10回 慶應義塾大学大学院・白坂成功氏 俯瞰と具体化で複合的なシステムを設計、「システムズエンジニアリング」で実現する価値創出と課題解決
第10回は、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 白坂成功氏を迎え、PwCコンサルティングのパートナー渡邊敏康とシニアマネージャー南政樹が、システムズエンジニアリングの発想に基づいた価値創出と課題解決の方法について議論しました。
国連が推進する「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成への取り組みが進展する中、企業には、自社や自社のエコシステムの持続的な成長とSDGsが達成された世界の実現、あるいはその先にある「望ましい未来」づくりに貢献するための、サステナビリティ/ESG課題の解決に向けた戦略が求められています。また、自社の活動がSDGsの達成にどのように貢献しているかについて、ステークホルダーに説明する必要もあります。
SDGsの達成に必要とされるのは、現状を大きく変えるイノベーションであり、イノベーションにおいて大きな役割を果たすのは「技術」です。PwCは、独自の分析ツールの活用などにより、企業のさらなる成長に欠かせない実効性のある技術戦略や事業戦略の構築を支援します。
PwCは、日本企業のサステナビリティ/ESG戦略の構築支援や、独自の分析ツール「Intelligent Business Analytics」を活用した技術戦略や事業戦略の構築支援を提供しています。
これらの支援を提供するにあたっては、クライアントとのコミュニケーションを通じ、企業が保有する「技術」と「SDGsの17ゴール」との関連性に着目しました。
3,500万件にも及ぶ世界中の特許技術情報とSDGsの17のゴールとの関連性を、AIツールであるIntelligent Business Analyticsを用いて分析し、SDGsが描く持続可能な「望ましい未来」の達成に貢献する技術を抽出。中でも、市場性やSDGsとの親和性の観点から、特に重要と考えられる技術を絞り込み、それらを「SDGsテック」と位置づけて、未来シナリオを描いています。
Intelligent Business Analyticsを用いたAI分析は、定期的に更新される世界中の特許データをベースとしており、グローバルの特許技術のトレンドをSDGsの17のゴールと紐づけることが可能です。
これにより、SDGsの達成に貢献する特許技術を保有する企業のイノベーティブなチャレンジを可視化することができます
さらに、Intelligent Business Analyticsの活用により、
など、従来数カ月以上を要していた企業にとって重要な技術トレンド情報の分析を、3分の1程度の期間で実施することが可能です。
事業戦略の策定にかかる期間を短縮することで、事業のマネタイズを加速できるとともに、「望ましい未来」の実現への歩みも速まります。
Intelligent Business Analyticsを用いてSDGsテックを特定し、それを定期的に確認することで、以下のようなメリットがあります。
第10回は、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 白坂成功氏を迎え、PwCコンサルティングのパートナー渡邊敏康とシニアマネージャー南政樹が、システムズエンジニアリングの発想に基づいた価値創出と課題解決の方法について議論しました。
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製造業界出身で、現在はPwCコンサルティングで製造業を対象としたERP導入を手掛けるディレクター佐田桂之介と、シニアマネージャー尾中隆喜が、基幹システムを導入する際のシステムの「標準化」の意義や克服すべき課題について語ります。