
プライベート・キャピタルにおける世界のM&A動向:2025年の見通し
2025年のプライベート・キャピタルにおけるM&Aは、業界を統合するような取引や業界の再編によって2024年来の世界的に活発な活動が継続し、加速すると予想されます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大によるグローバルレベルでの経済縮小、また地政学リスクの高まりにより、将来の不確実性も高まっています。このような経営環境では、企業は利益創出を可能にする事業ポートフォリオに合わせた事業の選択と集中を推し進めることが求められています。
日本でも大手企業のカーブアウト案件や事業承継案件においてプライベート・エクイティ(PE)ファンドの活用が広く認知されてきています。PEのファンドレイズの順調な状況も続いています。ウィズコロナ、アフターコロナにおいては企業のノンコアビジネスの売却、オーナー企業の今後の成長のための事業承継の局面におけるPEファンドの活用がさらに増えることが見込まれます。
PwCアドバイザリーは、PE業界に対する豊富な経験を有するプロフェショナルがグローバルベースで連携し、統合的なアプローチによって案件オリジネーション支援から財務、ビジネス、人事、ITといった各種デューデリジェンス、財務モデリングに加え、PE投資後におけるデータアナリティクスによる投資先の見える化、投資先の戦略構築支援、業務改善支援、ポストM&A支援(PMI)など、広範で質の高いサービスの提供を通じて、投資先の企業価値向上を支援します。
2025年のプライベート・キャピタルにおけるM&Aは、業界を統合するような取引や業界の再編によって2024年来の世界的に活発な活動が継続し、加速すると予想されます。
PwCは2024年10月から11月にかけて第28回世界CEO意識調査を実施しました。世界109カ国・地域の4,701名のCEO(うち日本は148名)から、世界経済の動向や、経営上のリスクとその対策などについての認識を聞いています。
プライベート・キャピタルのM&A市場は、景気の不透明感やバリュエーションギャップが短期的見通しに影響を及ぼしているものの、再び活況を取り戻す機運が高まっています。
本レポートでは、日本におけるプライベート・エクイティ(PE)マーケットの動向分析に加えて、注目される2つの大きなトレンド、PEファンド間の取引である「セカンダリー取引」とPEの投資先が追加買収を行う「ロールアップ」について考察します。
PwC Japanグループは富士通株式会社とともに、3月26日(水)に表題のイベントを開催します。
PwC Japan有限責任監査法人は、アルテリックス・ジャパン合同会社と共同で3月14日(金)に表題のセミナーをライブ配信します。
PwC Japanグループは2月27日(木)に、表題のセミナーを対面で開催します。
PwC Japanグループは株式会社三井住友フィナンシャルグループとともに、2月22日(土)に表題のイベントを開催します。