赤道原則・JBICガイドライン対応支援

プロジェクト関連融資に関する環境社会配慮の要求事項の強化

2012年1月にIFC(国際金融公社)パフォーマンススタンダードが改定され、プロジェクト関連融資に関する環境社会配慮確認事項が強化されました。これを踏まえて、赤道原則やJBIC(国際協力銀行)ガイドラインに従った融資実行の際の要求事項が強化されてきています。

赤道原則3次改定版(EP3)の発効

プロジェクトファイナンス市場において、デファクトスタンダードとなっている赤道原則の3次改定版が公表され、2013年6月に発効しました。赤道原則には世界で79の金融機関が署名し、日本ではメガバンク3行が署名しています(2014年5月末時点)。

EP3により、事業者による大規模プロジェクトの環境・社会に関する配慮について、署名金融機関が確認する手続きが強化されました。主要な強化ポイントには以下の項目が含まれます。

  • プロジェクトファイナンスだけでなく、コーポレートファイナンス(プロジェクト紐付き)まで適用範囲が拡大
  • 人権に関する要求事項の強化
  • 気候変動に関する要求事項の強化

プロジェクトに関する事業会社/金融機関の課題および対応支援

プロジェクトに関する事業会社/金融機関の課題および対応支援

PwCのコアスキルと提供サービス

PwC Japanは、グローバルでの豊富な業務実績に基づき、わが国における環境・CSR分野の専門家と、リスク管理・保証業務の専門家が連携し、幅広いサービスを提供します。

赤道原則やJBICガイドラインにおける要求事項に対して円滑に対応できる体制構築を支援します。

リスクマネジメント

リスクマネジメント体制の設計・構築・実施の支援

  • 社会・環境リスクの精査とデューデリジェンスプロセスの業務手続きへの組み込み
  • リスクマネジメント規程類の策定支援
  • 環境デューデリジェンス
  • 人権デューデリジェンス

教育研修と能力開発

プロジェクト関連部門における必要な教育研修と能力開発の実行支援

  • ビジネス事例を持続可能なものにする、経営者・役員クラスを対象とした研修の実施
  • 事業会社におけるプロジェクト担当者を対象とした環境社会配慮要件に関する研修の実施
  • 金融機関におけるコーポレートローン担当者を対象としたEP3適用に関する研修の実施
  • ケーススタディ形式の社会・環境リスクマネジメントの研修とワークショップの開催

※上記の研修は、クラスルーム、e-learningなど、要望に応じた方法で実施可能

開示報告 &パフォーマンスマネジメント

サステナビリティパフォーマンスの把握と開示手法

  • 金融機関における赤道原則の開示情報に対する保証業務
  • 事業会社におけるプロジェクト関連の環境社会配慮に関するKPI(重要業績評価指標)の設定支援と目標の進捗状況の把握
  • 内部向けおよび対外的な報告について、各報告の目的に応じたデータ収集と評価

PwCの特徴1:One Project Team

的確なアドバイスを提供するため、サステナブル金融やリスクマネジメントの専門家、金融機関の業務経験が豊富なスタッフが1つのチームになりサービスを提供します。

PwCの特徴2:サステナブル金融の専門家

コアチームとして、金融機関への環境デューデリジェンス業務を担当しているスタッフや21世紀金融行動原則の策定を支援したスタッフが参加します。

PwCの特徴3:金融エキスパートの参画

金融機関の実務、リスク管理および保証業務に精通しているスタッフが業務に参画します。

PwCの特徴4:グローバルネットワーク

グローバルイニシアティブへの関与や世界的金融機関への業務提供など、PwCが有する多くの先進的取り組み事例の知見を活用して業務を提供します。

PwCの特徴5:顧客満足度向上を重視

PwCでは全社を挙げて顧客満足度を高めるための施策に積極的に取り組んでいます。

PwC One Sustainable Finance Team

丸山 琢永

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人, PwCビジネスアシュアランス合同会社

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フィリップ マシー

マネージャー, PwCビジネスアシュアランス合同会社

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