ESGに関するリミテッドパートナーの期待への効果的な対応とは
- プライベート・エクイティ(PE)にとって、リミテッドパートナー(LP)の期待に沿うマネジメントを行うことは重要な成功要因です。
- LPは環境・社会・ガバナンス(ESG)を、投資判断に関わる広範なリスクに対応し、風評リスクを管理する方策と捉えはじめています。
- LPのESG条件を順守しなければ、資金提供を行わないという判断に至る場合もあります。
- LPはデューデリジェンスの中で、ゼネラルパートナー(GP)がいかにESGイニシアチブによって付加価値を生んでいるかを評価しています。
- 世界レベルでは、PRI(責任投資原則)がPEセクターにおけるESGを推進しています。
PRI開示フレームワーク
2013年、PRIはプライベート・エクイティ向けグローバルESG開示フレームワークを発表しました。このフレームワークは40のLPと10の先進的GPにより開発され、下記のようなファンド運営における課題に対し、8つの目的が提示されています。
- ESG方針および投資判断への影響
- ESGリスクマネジメントおよび価値創出
- ポートフォリオ企業における重大なESGインシデントのモニタリングおよび開示
- ポートフォリオのESGリスクおよび機会