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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が企業の経済活動に甚大なる影響を与えていることもあり、今、世界中で事業再生の手法や手続きが改めて注目されています。
事業再生においては、実効性のある再建計画を早期に立案し、実行していくことが、過剰債務を解消し、将来の再生を図るための最善の策です。事業再生の局面では、一般の税務専門家ではほとんど経験したことのないような特殊な税務上の規定が適用される場面も数多くあり、その取扱いも選択する事業再生手法によって異なります。また、再生案件のディールにおいては、対象会社が業績不振期に実施した無理な取引や資金調達活動に関して潜在的な税務リスクを抱えているケースがあり、税務デューデリジェンスの重要性が高くなることが通常です。
買収の方法や選択される再生手続によって、再生企業や買収企業の課税関係が大きく異なることもあります。多面的な税務ストラクチャリングによる税務コストの把握は、買収対価を算定する際に、特に重要となり、こうした特殊な税務対応には、事業再生に精通した税務専門家の関与が不可欠です。
PwC税理士法人では、数々の事業再生手法を熟知した経験豊富な再生税務のプロフェッショナルが、PwCアドバイザリー合同会社のビジネスリカバリーサービスのチームとも連携しながら、事業再生に関わる税務面での課題の解決について、再生企業側、買収企業側のいずれの面からも支援する体制を整えています。
COVID-19対策の特別税制措置の活用、税務当局との交渉、税務専門家としての税制要望により、一社でも多くの日本企業の事業存続を図ります。
期限切れ欠損金や資産の評価損の損金算入といった特別措置の活用により、事業再生プロセス中の税負担を最小限に抑え、事業再生の成功を後押します。
税務デューデリジェンスによる対象会社の潜在的租税債務の把握、それに応じた適切な買収ストラクチャーの策定を通じて、競争力の高い買収対価の提示に寄与します。
不採算事業からの撤退といった局面において、当事会社だけではなく、株主に与える影響をも考慮し、選択と集中といった経営課題へのアドバイスを提供します。