税務情報の開示支援

税務における透明性確保の重要性

「税」はコストであると同時に社会財源でもあり、税務情報は取り扱いの難しいトピック、開示しづらいものとされてきました。しかしながら、近年のフェアな税負担や責任ある納税者としての行動を求める声の高まりを受けて、税務においても透明性の確保が求められています。また、税務は企業の責任とガバナンスの重要な柱の一つでもあり、その透明性が確保されているかどうかはガバナンスの実効性を図る指標ともなり得ます。こうした背景から、サステナビリティ・ESGの情報開示の一環として、税務に関する情報開示に取り組む企業が世界的に増加しています。

企業の税務に対する取り組みや事業活動を行う各地域の納税状況について透明性を高めることは、ステークホルダーとの信頼構築に不可欠です。一方、企業に関わる各ステークホルダーはその立場ごとに異なる視点を持っており、税務についての関心事や理解度も異なるため、適切に伝えるプレゼンテーションが重要です。また、開示の目的に応じて、税務情報開示の義務化への対応といったコンプライアンスの観点から、企業の税務ストーリーを効果的に伝える戦略的開示まで、幅広い視点での検討が求められます。

PwCのアプローチ

豊富なナレッジと活動実績

PwCは税の透明性の分野における長年のソートリーダーシップ構築と多数のクライアントへの支援実績があり、グローバルでナレッジを共有しています。

包括的な評価フレームワーク

企業の税の透明性を評価する独自のフレームワークにより、主要な外部の開示ガイドライン・評価指標の項目を包括した総合的なアドバイスが可能です。

Total tax contributionのフレームワークの活用

Total tax contribution(税金貢献総額)のフレームワークにより、法人税以外の税目も含めた納税と徴税実務を通じた企業の貢献を測定して開示することで、ステークホルダーとの信頼構築を支援します。

PwCのサービス

自社の税務情報開示の​ベンチマーク分析

PwC独自の税の透明性評価のためのフレームワーク​などを用いた世界の多国籍企業や同業他社の開示の状況と自社の税務情報開示の現状のベンチマーク分析​

税務情報開示の戦略策定

税務情報開示の動向・ベストプラクティスや各種フレームワークの要請、ESG格付けの評価項目等を踏まえた開示戦略の策定支援

税務ガバナンス体制強化

税務戦略を実践するための税務ポリシー策定、実効性のある税務ガバナンス体制と運用プロセス構築のための取り組みの支援​

テクノロジーを活用した​情報収集・分析​

各子会社・拠点からの税務情報収集プロセス構築、収集された税務情報の分析支援​

税務情報開示義務への​対応支援

欧州・豪州の国別情報開示やCSRDなど法令義務とされている税務情報開示のコンプライアンス対応支援

Total tax contributionの開示支援​

企業の各国・地域での納税と徴税実務を通じた貢献を図るTotal tax contributionのフレームワークによる納税実績の把握、分析と開示の支援​

開示レポートの作成

サステナビリティ/ESG報告書における税務情報開示、税務情報に特化したTax transparency report、開示用税務方針など、開示書類の作成支援​

インサイト/ニュース

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主要メンバー

高野 公人

パートナー, PwC税理士法人

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木野 明日香

ディレクター, PwC税理士法人

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