自動化ツールによる税務業務効率化「small automation」

デジタルトランスフォーメーションが進む経営環境下における税務課題

インターネットビジネスの浸透に伴うグローバルレベルでの課税体制の整備や、税務当局による税務データのデジタル化要請への対応など、デジタルトランスフォーメーションが進む経営環境下において、企業はさまざまな課題に直面しています。

税務分野における企業の課題

  • グローバルレベルの税制改正への対応
  • 海外進出に伴う管理スコープの拡大、タックスマネジメント・リスクマネジメントの重要性の増大
  • ボーダーレスな電子商取引の拡大
  • 税務情報の開示強化の要請
  • レピュテーションリスクへの対応
  • リアルタイムに入手可能なデータの増大、多種類化
  • コンプライアンスコストの削減
  • デジタルスキルを有する人材の育成

こうした課題の解決に向けて、税務業務の効率化が求められています。一般的に、業務効率化では、システム導入が1つの解決策として挙げられます。しかし、導入に時間がかかる一方で、プロセスが現実の業務にフィットしない、些細なプロセス変更でも機能しなくなる、自社向けカスタマイズにより維持管理・バージョンアップが複雑となるなどの課題が生じ、想定した効果が得られていないケースも多くあります。

業務担当者自身が自動化ツールを活用し、タイムリーに問題解決を進める「small automation」により、業務効率化・自動化を早期に実現できます。「small automation」とは、業務担当者自身がツールを活用し、業務効率化を実現するための考え方で、特にアドホックな作業や変更の多い作業の効率化に効果的とされています。

PwC税理士法人は、自動化ツールを活用し、タイムリーに問題解決を進めることで、大規模システム導入に頼らない業務効率化を短期間で実現します。

サービスの特長

効率化対象プロセスの棚卸・定義

税理士とエンジニアがチームを組んで対象プロセスのヒアリングを行い、根本的な課題と原因を整理し、実現可能なプロセスを選定します。

プロセス標準化・データ化検討

対象となるプロセスについて、標準化、データ化の検討を行います。当初は部分的な標準化から着手し、段階を踏んで対象範囲を広げることも可能です。

レビュー体制の構築

自動化されたプロセスについて、導入後の条件変更時の影響を可視化できるレビュープロセスの整備やチェック体制の構築をサポートします。

フォローアップ

small automationツールの導入にあたり、実務担当者を対象に実施する研修などを通じて定着、活用をサポートします。

small automationで用いられるセルフ型ツールには、ETL(データ抽出(Extract)・変換(Transform)・格納(Load))ツールや、RPA、データビジュアライゼーションツールなどがあります。これらのセルフ型ツールを導入し、業務担当者自身で課題整理、開発、実行を行うことで業務効率化・自動化を早期に実現することが可能となります。

small automationでは以下のプロセスを通じて業務効率化のサイクルを回していきます。

(1)既存業務の効率化施策に合わせて「データ」の流れを整理する

(2)入出力とプロセスの「標準化」を行う

(3)ツールでデータ処理を自動化する

経理・税務の領域では、会計基準の変更、税制改正、非経常的な取引事象の発生などさまざまなリクエストに対応する必要がありますが、それぞれ必要な情報範囲が異なるため、システムでの一律対応が困難で、データの抽出、突合、加工などの手作業が生じることが多くあります。

さらにERPから得られる会計データに代表されるように大量のデータを扱うことが多く、処理が複雑化し、プロセス自体が属人化しやすい傾向がありますが、small automationツールを取り入れることにより、効率化だけではなく、プロセスが可視化・自動化され、誰でも実行可能な業務に転換することができます。

PwCでは、税理士とエンジニアがチームを組み、税務の観点から押さえなければならないポイントを考慮しつつ、プロセス改善のツールの活用方法についてアドバイスいたします。PwC社内でもsmall automationツールを各種活用しており、税務業務に即した実践的なアドバイスをご提供することが可能です。

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