
VRゴーグルで実現するハイブリットワーク時代の新しいコミュニケーション―PwCあらた有限責任監査法人PwC入所式の事例―
2022年12月に新入職員の入所式をメタバース(仮想空間)で開催し、初めての試みとして全新入職員にVRゴーグルを着用してもらいました。今回はその実現に向けた取り組みと、コミュニケーションツールとしてのVRゴーグルの可能性を紹介します。
Digital Acceleratorsは、デジタル時代のPwC Japanグループを担うリーダーの育成を目的としたトレーニングプログラムです。
各部門のメンバー(公募)を対象とし、特定のデジタルツールを用いたビジネス分析やデータ分析・可視化、人工知能(AI)およびデジタル技術による自動化処理などに関するトレーニングを実施します。メンバーは自身のアップスキリングのみならず、デジタルマインドセットを持ったチェンジエージェントとして、他者への影響力を発揮しながら各部門のデジタル変革を推し進めるという役割を担います。
また、ここで得た専門的なスキルをグループ内でイノベーションを生み出すきっかけにするのみならず、課題解決に役立つ最先端のスキルとして社会にも展開していくことが期待されています。
現在、PwC Japanグループでは約100名がDigital Acceleratorsとして選出され、プログラムに取り組んでいます。
入社以来、さまざまなクライアントの業務改革プロジェクトに参画してきましたが、最近は特に「DX」が中心テーマになっていると実感し、その中で、課題解決に向けてビジョン・構想を考えるだけでなく、実際に動くプロトタイプを作ることがクライアントにとって大きな価値になるという考えを持つようになりました。そこで、特に興味のあったAI・データアナリティクスを活用する上での「What」「How」を深く理解し、実務に活かしたいと思い、Digital Acceleratorの活動に参加しました。
Digital Acceleratorのオンライントレーニングでは関心領域である「ビジネス分析」「AI / 人工知能」に加え、ツールの基礎知識や基本操作も習得できる「データ分析」を選択しました。Digital Acceleratorのトレーニングでは、大学院などで2年程度かけて行う内容を300時間という短期間で吸収する必要があり大変でした。しかし、オンライントレーニングで習得したスキルをすぐにプロジェクトで活用できる点は非常にユニークで、ある週にはデータ可視化ツールを用いてダッシュボードを作成、翌週には機械学習モデルをプログラミングするといったように、業務を通してデジタル活用における体系的な知識を得ることができました。
取得できた主なスキルは、プログラミングを用いたデータ品質の網羅的な評価・適切な欠損値処理・複数データの集約や結合・さまざまな統計分析手法や機械学習手法の実装です。また、データ可視化ツールを用い、分析の目的に適したデザイン・グラフを使用してダッシュボードを作成するスキルも身に付きました。分析アプローチの設計・前処理・分析実施・可視化といった、データを活用して課題解決を行う一連のプロセスで必要とされるスキルを体系的に習得することができました。
Digital Acceleratorとして携わった業務では「業務効率の向上」「クライアントからのタイムリーなフィードバック受領」「品質向上」に貢献することができました。Digitalを有効に活用すると、業務を効率化できるだけでなく、クライアントの満足度向上にも直結するのだと、以前の働き方と比較して強く実感しました。
今後の目標は2つあります。1つ目はデータを活用した新規ソリューションの開発です。基幹システムやIoTなどから得られる、クライアント企業内に点在するさまざまなデータをつなぎ、分析し、示唆を得ることによって、業務プロセスの効率化・高度化を実現したいです。2つ目はより高度な分析手法の習得と応用です。AIの中でも特にディープラーニングの進歩は目覚ましく、毎月のように新しい技術が登場していると言われています。こうした最先端の技術動向を常にキャッチし、活用イメージを持つことで、ソリューション開発やプロジェクト業務に生かしたいと考えています。
パートナー全員のデジタルアップスキリングを行い、業務改革につなげるための取り組みを実施しています。若手スタッフとパートナーをマッチングし、パートナーがMenteeとなって学ぶリバースメンタリングプログラムに取り組んでいます。
2022年12月に新入職員の入所式をメタバース(仮想空間)で開催し、初めての試みとして全新入職員にVRゴーグルを着用してもらいました。今回はその実現に向けた取り組みと、コミュニケーションツールとしてのVRゴーグルの可能性を紹介します。
内定者インターンの経験者が主体となり、リモート環境下において職員のエンゲージメント向上に取り組んだ「学生パートケアプロジェクト」についてご紹介します。
デジタル化の急速な進展に伴い、監査手続に利用するデータ量も急増する中、社内に散在するナレッジを蓄積・共有するために立ち上げた「自動化ツール開発支援チーム」の活動と実績を紹介します。
法人全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する部署でプロジェクトマネージャーを務める中で得られた気付きを、新しいテクノロジー導入のための5つのヒントとして紹介します。
法人全体のDX推進を担う部署が社内向けサービスを展開する際に活用可能な現場での普及活動におけるマーケティング戦略を、PwCあらたの事例を交えながら紹介します。
テレワークが進みナレッジマネジメントの重要性が浮き彫りになる中でPwCあらたが行った、社内情報の検索性高度化に向けた取り組み事例をご紹介します。
効率的なユーザーサポートの仕組みの構築について、PwCあらたが取り組んだ実例を紹介しながら解説します。
企業を取り巻く環境の変化やテクノロジーの進展の中で、新たな課題が次々と出現しつつある内部統制について、デジタル化の課題やそれに対するアプローチ、デジタル化の事例を紹介します。
DX実現のために必要なプラットフォーム構築に向けた解決策を紹介します。
DX実現のために必要なプラットフォームについて、その意義と課題を紹介します。
若手職員が主導した、VRを活用した不正体験研修プログラムの開発事例を通して、若い世代の挑戦を支える文化を醸成する方法について紹介します。
品質と効率性の向上を目指すPwCあらたにおける業務プロセス変革のアプローチを紹介します。
AIツールやデータ分析に関するプロジェクトにおける失敗を類型化すると共に、開発プロセスにおいて特に重要なフェーズと、そこで何をやるべきかを紹介します。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する上での「仮説・検証」の重要性を、法人内のデジタルプロダクト開発研修の内容に沿って紹介します。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する上での「仮説・検証」の重要性を、法人内のデジタルプロダクト開発研修の内容に沿って紹介します。
あらゆる業種においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が叫ばれる昨今、PwCあらたがどのように組織の将来像を描き、DXを推進しようとしているのかを紹介します。
法人全体でDXを推進するために重要な2つのアプローチである、経営戦略に沿ったトップダウン型の変革と現場発のボトムアップ型の変革を紹介します。
監査現場におけるデジタル文化の醸成やデジタルツールの導入をリードするメンバー「デジタルチャンピオン/デジタルアンバサダー」を取り上げ、その役割ともたらした効果について考えます。
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デジタル活用の促進に必要な支援や日本でのデジタル技術普及の課題について、ITエバンジェリストの若宮正子氏とリモート対談で意見を交わしました。
あふれかえる情報の中から有益なものをどのように収集し、インサイトを導き出すか――。PwCあらたの保険アドバイザリーグループの事例を紹介します。
PwCあらたがデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて行う、デジタルに関する知見を法人内で共有する取り組みを紹介します。
東京大学人工物工学研究センター長の淺間一氏をお迎えし、私たちの生活や社会を根底から変えるために何が必要なのかを議論しました。
PwCあらたの「保険アドバイザリーグループ」は、グループ内のデジタルカルチャー醸成に向けた取り組みを継続的に行っています。デジタル活用を習慣化する上でさらに行った取り組みと、情報の受け手側に生まれた変化をお伝えします。
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PwCあらたの第二金融部の1チームである「保険アドバイザリーグループ」は、グループ内におけるデジタルカルチャー醸成に向けた取り組みを継続的に行っています。ここでは本当に役に立った取り組みと、それを続ける上での3つのポイントを紹介します。