公認会計士の多様なキャリアストーリー 6

若手のうちから見据える、この先のキャリア

公認会計士を目指したのは、スキルとそれを証明する資格があれば、ライフイベントに左右されずに働けると考えたからです。私の母も子育てと仕事をしっかりと両立しており、その姿に憧れ、長く働き続けることを決意しました。PwCアドバイザリーを志望した理由は、クライアントと二人三脚で未来を創ることで、社会全体に大きな影響を与えられる会社だと感じたこと。さらに、キャリア形成のための支援と、柔軟な働き方のための制度が高いレベルで共存していることも大きな魅力でした。

入社後の数カ月は、座学とグループワークでコンサルタントとしての基礎を徹底的に学びました。社会人としての教養やM&Aのフロー、ロジカルシンキング、ビジネスツールの使い方など、その内容は多岐にわたります。その後、実践編として実際のビジネスの場をローテーション。現在もその最中で、全てのプログラムを経験したのち、希望の部署を決定します。キャリアの初期段階でさまざまな部署を経験し、自分の適性を見極めることで、若手のうちから具体的なキャリア形成ができるこの仕組みは、最短ルートでの成長を目指す私に、非常にマッチしていると感じています。

実務を通して適性を見つける

入社直後は事業再生分野への興味が強かったのですが、ローテーションを通じて財務モデリングと出会い、新しいキャリアの選択肢を見つけました。数多の前提条件のもとで各財務諸表項目を連携させるロジックを考えることや、クライアントの要望に応えて随時細かい調整をするという財務モデリングに必要な工程が自分の性格に合っており、勉強を重ねれば将来的にチームに貢献できるイメージが強く湧いたのです。さらに、モデリングチームの先輩方がつくり上げた財務モデルを初めて見た時、その美しさに大きな感動を覚えました。「こんな完璧な財務モデルを、自分でつくれるようになりたい」。この経験を経て、私の思い描くキャリアが更新されました。

自分のバリューを最大限に出せる環境

ローテーション中であっても、1人のアソシエイトとしてクライアントワークに携わります。実際のM&Aの最前線で、その難しさとやりがいを体感できることに加え、ロールモデルにしたい方々との出会いもあり、大変有意義な時間を過ごしています。さらに、入社年次にかかわらず、誰でも、誰に対しても自由に声を上げることを推奨する「Speak Up」の文化も感じています。入社1年目の私の意見を汲み上げて下さったり、「この仕事に取り組んでみたい」という思いに答えて、挑戦の場を用意してくださったり、自分のバリューを最大限発揮することのできる環境です。

信頼を原動力に変えて

今後新たなキャリアの方向性が見つかる可能性はありますが、現時点での短期的な目標は、1人で先輩方のような美しい財務モデルをつくることです。そのため、費用補助制度を使用して、財務モデリング系の資格や業務に関する勉強に力を入れています。長期的な目標は、社内外問わず「困ったときはAzumaに聞け」と言われる存在になることです。私は昔から、他者への貢献が原動力になるタイプ。業務を通して信頼を獲得し、その信頼を自分自身のやりがいにもつなげていきたいです。

後悔のない充実した日々

公認会計士試験合格者のファーストキャリアとしてFAS(Financial Advisory Services)を選ぶことはまだまだ多数派とは言えず、入社には勇気が必要でした。しかし、今はこの決断をした自分を褒めてあげたいくらい充実した日々を送っています。理想の自分に近づくため、1つ1つの業務に大切に取り組み、成長を続けていきます。

※部署名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

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