公認会計士の多様なキャリアストーリー 2

細田奈月(公認会計士 ディレクター)

プロフェッショナルとしての醍醐味

私はあらた監査法人で監査業務を一通り経験した後、よりステップアップしてクライアントに近い立場でアドバイスができる仕事がしたいと考え、2007年にPwCアドバイザリー合同会社への転籍に踏み切り、当社で主に財務DDを担当しています。

ディールの検討において、対象会社の財務実態を正しく理解し、財務リスクを洗い出したり、過去実績を踏まえた将来性を検討したりすることは重要なことであり、会計士ならではの強みを発揮できる分野です。単にDD結果をレポートにまとめ報告するだけでなく、FA(フィナンシャルアドバイザー)と協力して買収価格に反映させたり、買収契約書に入れ込むべき条項を弁護士と一緒に検討したり、ポストディールに向けた課題をPMI(Post Merger Integration:買収後の経営)担当者に引き継いだりなど、多くの関係者と連携しながら案件を作り上げていくところが、この仕事の面白いところです。クライアントのニーズや案件の性質、対象会社の業界などに応じて毎回異なる対応が必要となり、幅広い視野や論理的思考力が求められますが、クライアントに寄り添い、ディールを通じたクライアントの価値最大化をサポートさせていただくところに、プロフェッショナルとしての醍醐味を感じます。

多様な働き方が可能に

私には小学生になったばかりの子供がおり、仕事と家庭の両立は常に課題とはなりますが、今は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響でリモートワークになっているため、通勤時間の分も有効利用したり、仕事の合間に家事をしたりするなど、より両立がしやすい環境になりました。プロフェッショナルとして、やるべきことをしっかりこなしていれば、働く時間や場所は問われないことを改めて実感しています。

出産や育児についての制度が整備されており、職場復帰後も時短など多様な働き方が可能です。ここ数年世の中の動きに合わせてさらに多様な働き方への理解が進み、女性だけでなく男性も保育園のお迎えで早めに退社したり、育児休暇を取得したりするのが当たり前になっています。

女性の先輩の中に子育てをしながら働いている方がいて、時々ランチを共にしてプライベートの相談にも乗っていただき心強く思いましたが、最近は逆に私が産休等に関する相談を受ける側にもなりました。自然発生的に女性同士の助け合いが行われ、また女子会やワーキングマザーの会など個人的なつながりを超えた仕組みが存在しているのも心強く感じます。

成長したい人にとって格好の場

当社は、会計士だけではなく、金融機関やコンサルティング会社、事業会社など、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが集まっており、多様な知見に触れることで日々刺激を受けています。最近は多くの部署が連携して業務を進める傾向が強くなっており、それまでできなかった提案を行うことも可能になりました。

部署異動や海外・外部への出向も柔軟にでき、いろいろなことにチャレンジしたい人であれば、男女に関係なく成長するチャンスが与えられます。

会計士の知識を生かしつつ、多様な人たちと連携し、ディールのあらゆる局面でプロフェッショナルとして活躍できる場が広がっていると思います。

※部署名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

細田奈月(公認会計士 ディレクター)

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