―Hirakawaさんは監査とは無関係の業界で働いていたそうですが、入社のきっかけを教えてください。
Hirakawa
前職ではSIerをしていましたが、既存のパッケージをクライアントの要件に合わせて調整するのが主な仕事で、なかなか最新の技術に触れる機会はありませんでした。エンジニアとしてのキャリアを考えたときにこのままでは成長が止まってしまうという悩みがあり、転職を考えるようになりました。
転職活動を始めるまでは、ITと監査業務が全く結びついていなかったこともあり、監査業界に進もうとは思っていませんでした。ところが当時としては新しい技術であるRPAやクラウド、AIに関与できるという点と、面接の際にパートナーから「監査の業界にITを本格的に導入するために、これからCTS-AITという新しい部署を作って監査業界を変えていきたい」という話を聞き、その熱意に打たれて、入社を決めました。
―会計監査の業界に入って、感じたギャップはありましたか。
Hirakawa
今でこそ監査業務でも当たり前のようにアプリケーションが使われるようになりましたが、入社した頃はパソコンで表計算ソフトを見ながら手元の電卓で計算をしている人がいるくらいIT化が進んでいませんでした。これで本当にRPAやAIを使うようになるのかという気持ちと、逆にこの環境ならITを導入することで業務が大きく改善する、すごく伸びしろがあると感じました。
入社前は監査法人というとお堅いイメージがあったのですが、実際に働いてみると皆さんすごくフランク。入社したばかりの私が「こうした方がいいのではないですか」とアイデアを提案するとその意見をしっかり聞いて、採用してもらえました。社歴や役職などは関係なく、お互いを尊重しながら接してくれるのですごく働きやすい職場環境だと思います。
Kondo
会計士はビジネスや監査業務については深い知見を持っています。でも、ITの分野でどういう技術があって、どう使えば自分たちの業務に役立てることができるのかは分からない。ITについてはまだまだ未開拓、伸びしろのある分野なので、協業を進めるためにはお互いの強みを理解した上で、フラットに何でも言いあえる関係でないとだめだと思っていますし、そういう組織であり続けたいと思っています。