水田 直希弁護士 2019年登録(63期)

PwC弁護士法人を選んだ理由を教えてください。

約8年間、裁判官として民事裁判を中心に担当していました。裁判では過去に起きた事実の認定が作業の多くを占めますが、過去だけではなく未来に意識を向けた仕事がしたいと考えるようになりました。今後生まれていく新たなサービスやプロダクトに対し、伝統的な法務アドバイスにとどまらず、コンサルティング機能を含めた価値を提供できるのではないかと思ったのが入所のきっかけです。

他法律事務所との違いはどんなところだと感じていますか?

やはりPwC Japanグループの各法人とのコラボレーションができる点だと思います。PwC税理士法人やPwCコンサルティング合同会社のメンバーと提案段階から協働し、各領域が連携しつつ、それぞれの専門性を発揮してソリューションを提供できることは大きな違いだと思います。また、グローバル案件に関しても、PwCグローバルネットワークのメンバーファームとの協力もあり、これまでにもアラブ首長国連邦、インド、フィリピンなどさまざまな国での案件に関与する機会がありました。

これまでに、ご自身のターニングポイントはありましたか?

裁判官時代に留学を経験したことで、各国それぞれ色々な歴史的経緯や社会的背景を踏まえて法令や司法制度が作られていることや、紛争解決や法制度にもさまざまな考え方があることに目が向けられるようになったことが転機だったと思います。それまでは担当する事件の具体的な処理ばかりに目がいきがちであったように思いますが、時には大局的な視点をもって業務に取り組むことの重要性に気が付きました。英語を使って法的なコミュニケーションをとることもさまざまな発見につながったと感じています。

どのような時にPwC弁護士法人での経験が成長につながっていると感じますか?

現在は金融関連のトランザクションのほか、さまざまな業種におけるM&A・組織再編などの会社法務全般を担当しています。関与する案件が多種多様なため、一から勉強することも多いのですが、入所以降、自身の知見や専門性の幅が広がったと感じています。一方で、裁判所や前職の金融機関での経験が現在の業務と有機的につながると感じることもあり、少し角度の異なる観点から発言できることが自身の強みとも感じています。現在は事務所メンバーほぼ全員と仕事をする機会があるので、各メンバーの専門性や業務の進め方などを学び、吸収させて頂いていることが、さらに自身の糧となっていると感じています。

5年、10年後の目指す姿について教えてください。

まずは1人でデリバリーできるようになることです。自身が責任をもって成果物を提供できるようになった上でクライアントから信頼されて、案件を依頼していただけるような存在になりたいです。

PwCのインクルージョン&ダイバーシティ(I&D)や働きやすさについてはいかがでしょうか?

リモートワークなど働き方に柔軟性があることは非常に有効だと感じています。例えば案件が立て込んでいる際は出勤時間を削って自宅で集中して働く、といった選択をすることもできます。どこで働くかは各弁護士に委ねられており、成果を出していれば働く場所について特に制限はない環境は自身には適していると感じています。

リフレッシュ方法があれば教えてください。

ゴルフが趣味なので、たまに行っています。散歩をしたり、大好きな焼肉を食べに行ったりすることもリフレッシュにつながっていると思います。

最後に、入所を希望される方へのメッセージをお願いします。

自身は裁判官という法律事務所出身の方とは異なるバックグラウンドにはなりますが、多種多様なメンバーが集まることで、事務所をさらに活性化させていけるのでは、と考えています。ぜひ色々なバックグラウンドの方にチャレンジしてもらいたいと思います。

ある日のスケジュール

9:15

オフィスで業務開始。
メールチェックをし、業務の優先順位を確認。急ぎのメール対応など

10:00

クライアントとのミーティング(オンライン)

11:00

PwCコンサルティング・PwC税理士法人との新規クライアント向けプロポーザルのためのミーティング(オンライン)、提案資料の準備

12:00

ランチ

13:00

法律意見書のドラフト

15:00

案件の進め方に関する所内ミーティング

16:00

契約書のレビュー、クライアント向け回答案の作成など

19:00

終業・退所

20:00

夕食・以後フリータイム 配信動画サービスで映画を見るなどして、オンオフは切り替え