資産運用 - 監査およびアシュアランスサービス

資産運用インダストリーを取り巻く環境

市場環境が好転し、新成長戦略においても資産運用の活用が掲げられるなど、日本における資産運用業の位置付けは、今後ますます大きくなるものと考えられます。一方、拡大するマーケットに対応して 投資家保護あるいは国際的な規制の強化など、資産運用業が果たすべき責任も大きくなってきていると考えられます。このような資産運用業が直面する変化に対して、国内外のビジネスに精通するプロフェッショナルによる高度なソリューションサービスが求められています。

PwC Japan有限責任監査法人の資産運用セクターのプロフェッショナルは、国内および外資の資産運用会社、信託銀行、投資信託などのファンドの監査・アドバイザリー業務の経験を豊富に有しています。資産運用ビジネスに精通し、求められる高いコンプライアンスを深く理解したプロフェッショナルが、クライアントの直面するリスクや課題に適切なソリューションを提供します。

背景

資産運用インダストリーの課題

PwCのソリューション例

金融危機・年金危機およびその後の規制強化

  • 国内外の規制強化(バーゼル、ボルカールール、投信協会自主規制など)による影響の分析と対応
  • 外部に委託している業務のモニタリングの強化
  • 法定監査、任意監査、SSAE18検証サービス、企業年金に関連する監査
  • レギュラトリー・アドバイザリー・サービス(バーゼル、ボルカールール対応など)
  • 内部統制、内部監査態勢の構築支援サービス

投資家ニーズの多様化・高度化

  • IFRSおよびUS GAAPに基づく財務報告
  • 透明性の高い運用成績の報告
  • ファンド・オブ・ファンズ(FoFs)や仕組債などの評価に困難を伴う有価証券
  • 投資家ニーズ増大、規制強化への対応によるコスト増大
  • IFRSおよびUS GAAPにかかる会計監査、会計処理のアドバイザリーサービス
  • GIPS準拠検証サービス
  • 特定資産の価格などの調査業務
  • 金融商品の数理モデルを用いた時価評価方法の構築、レビュー
  • アウトソースなどの事業再編の支援

社会構造のパラダイムシフト

  • 危機発生時における事業継続管理
  • システムの安全性と高度な情報セキュリティ
  • BCM/BCP構築、強化支援サービス
  • システム監査/情報セキュリティ監査

会計監査関連サービス

監査サービス

ファンドおよび資産運用会社の監査を、豊富な経験と実績を有するプロフェッショナルが実施しています。また、国際財務報告基準(IFRS)、米国会計基準(US GAAP)にかかる会計監査についても実施しています。

  • ファンド監査(投資信託、投資法人、投資事業有限責任組合など)
  • 会社監査(委託会社、投資顧問会社、信託銀行など)
  • IFRS、US GAAPにかかる会計監査
  • 企業年金に関連する監査

監査関連サービス

監査のみならず、それらと密接に関係がある業務で得られた情報や知見を利用し、効率的にサービスを提供します。グローバルオファリングについては、PwCグローバルネットワークを活用し、現地の制度および法令規制で必要となる業務をタイムリーかつ効率的に提供します。

  • 特定資産の価格などの調査業務
  • 国内またはグローバルオファリングにおけるコンフォートレター業務および合意された手続業務
  • 企業年金に関連する合意された手続業務
  • 外国籍投信などの英文財務諸表の翻訳業務

その他の検証サービス

SSAE18検証サービス

SSAE18業務(受託業務の内部統制検証業務)は、従来、年金の運用を受託する投資顧問会社、投資信託財産の受託者である信託銀行の業務を対象とするケースが多数でしたが、不動産運用業務、事務受任やプライシングなどのさまざまなアウトソース業務にも対象が広がりつつあります。

  • 投資顧問会社、信託銀行向けSSAE18検証サービス
  • その他アウトソース業務SSAE18検証サービス
  • SSAE18レポートの翻訳業務

グローバル投資パフォーマンス基準(GIPS)準拠検証サービス

GIPS(Global Investment Performance Standards)は、運用会社が投資パフォーマンス実績を提示する際に、公正な表示と完全な開示を確保するために定められた基準です。近年、運用結果が当該基準に定められた方法により計算されていることが重視される傾向にあります。

  • GIPS準拠検証サービス
  • GIPS準拠に関するアドバイザリーサービス

アドバイザリーサービス

レギュラトリー・アドバイザリー・サービス

近年、国内外の規制が強化される傾向にあります。資産運用セクターに所属するプロフェッショナルは、国内および外資のファンド、資産運用会社などへの監査業務、SSAE18業務などを多数提供していることから、最新のコンプライアンス、レギュレーションを深く理解しており、国内外の規制への対応が必要なクライアントに明確かつ適切なアドバイスを行います。

  • ファンドおよび資産運用会社の設立に関するアドバイス
  • バーゼル、ボルカールールなどの海外規制対応のアドバイザリーサービス
  • FATCA(米国外国口座税務コンプライアンス法)/QI(Qualified Intermediary:適格仲介人)に関するアドバイザリーサービス
  • 投信協会自主規制などの国内規制対応のアドバイザリーサービス

内部統制関連サービス

公認会計士や公認内部監査人などの資格保持者をはじめ、多数の監督官庁や金融機関における実務経験者が金融監査、内部統制などについて豊富な知識や経験を有していることから、内部監査やリスク管理態勢を含め、内部統制における多様なニーズに応えています。

  • 内部統制の最適化、効率化支援サービス
  • 内部監査態勢の構築支援サービス
  • 内部監査アウトソーシング/コソーシングサービス
  • リスク管理態勢の構築支援サービス

詳細はこちら

PE・VC・CVC向けアドバイザリーサービス

PE・VC・CVCファンド、運用会社、投資先に対して、ファンドの性質や投資戦略、ライフステージごとに異なるさまざまな課題を解決するため、会計監査はもとより、課題に応じたさまざまなサービスを提供します。

詳細はこちら

その他のアドバイザリーサービス

かつてないスピードで複雑性を伴い変化する経営環境に直面するクライアントをサポートするために、事業継続管理(BCM)/事業継続計画(BCP)、情報システムなどの各分野における専門性と、PwCグローバルネットワークを駆使して問題解決を図るとともに、クライアントの取り組みを新たな付加価値創出に発展させることを目指します。

  • アウトソースなどによる事業再編のアドバイザリーサービス
  • BCM/BCP構築・強化支援サービス
  • システム監査/情報セキュリティ監査

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主要メンバー

鶴田 光夫

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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辻田 大

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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太田 英男

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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