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2021-12-28
近年、「メタ」という言葉を目にしない日はありません。スマートシティにおいても、メタは重要なキーワードになってくるでしょう。インターネット上の仮想空間「メタバース」の活用が広がってきており、今後エンタ―テインメント分野やゲーム業界だけでなく、ビジネス全般にて主流となることが見込まれるからです。
現実的な都市と、ゲーム、エンターテイメント、そしてビジネスにおけるバーチャル空間である「メタバース」での振る舞いが接点をもちつつあります。リモートワークはすでに日常化しましたが、リアルの場への欲求はいまだに高く、その両方の世界を行き交いする人と空間の在り方の研究は今後さらに進んでいくものと考えられます。
「メタバース」は、単にさまざまな情報を3次元化するだけでは実現できません。というのも、人は自分が見えているものを自分自身では意外なほどに把握できていないものです。同時に、自分がどのように見られているかもそれほど理解できていません。従って、目に映るものを空間把握の観点から多面的に見つめ直すことで、自分自身の在りようを再認識する必要があります。経済価値の測り方も、リアルとバーチャルでの指標が必要になるでしょう。このように物事を多面的に見つめ、それらを組み合わせることがPwCコンサルティングの考える「メタ化」です。
メタ化を活用したイノベーションをビジネス機会とする企業は多いですが、実際にメタバースと呼ばれる空間がどのようなものであるかを体験しないと、ビジネスを具体化することは難しいでしょう。事業のトップから、「メタとは?」と問われてもなかなかイメージで返すことは難しいですが、体験を通じた言葉となると、ビジネス意図も十分に伝えることができるようになるでしょう。体験を通してビジネスのアイディアを創発し、それらを有機的につないでいくことがイノベーションのカギと言えます。シュンペーターはかつて、イノベーションの概念を「新結合」という言葉で表しました。つまり、イノベーションとは既存の要素を組み合わせ、新たな価値を生み出すことに他なりません。そして、PwCコンサルティングのTechnology Laboratoryはまさにその新結合を促すための拠点として、2021年10月に開設されました。
体験を通してビジネスのアイディアを創発し、それらを有機的につないでいくことがイノベーションのカギと言えます。
Technology Laboratoryは3次元空間のテクノロジーを体験しながら、アイディアの創出や、新しいビジネスの在り方を検討できる拠点であり、スマートシティの在り方を検討するにあたってもその機能を大いに活用することができます。ここには壁面および床面にワイヤーポリゴンが設置されており、ロボットやAIなどが空間認識をサポートすることで、都市のリアルな環境とバーチャルな環境を行ったり来たりする、デジタルツインを体験することができ、スマートシティの構築を効率的に進めることが可能となるでしょう。また、3次元情報のインプット端末と、アウトプット先となる3Dプリンタ、XR機材が取り揃えられており、自分のアバターが他の人に乗り移るといったことを体験することもできます。3Dデジタル技術を活用し、自分自身を量子化して自分の体験をシェアしたり、あるいは他の人の体験をシェアしてもらったりすることで、共通の体験としていくことも可能です。そのため、都市の在りようをあらゆる視点から体験できるため、誰にとっても暮らしやすい、理想的なスマートシティの構築につながるのではないでしょうか。
総人口と労働力の減少、高齢化の進行が予測される昨今の日本において、「スマートシティ」の取り組みが注目されています。PwCはSociety5.0時代の社会課題の解決に向け、クライアントである行政とその先に暮らす住民の価値創出を、ワンストップで支援します。
PwCでは、多様なプロフェッショナルが豊富な経験と独創的な発想力を生かして、官公庁や地方自治体、公的機関が抱える課題の解決を支援しています。
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