グローバル情報セキュリティ調査2015

2014-12-09

あらゆるものが高度に複雑にネットワーク化されたサイバー空間を、世界経済フォーラムでは「ハイパー・コネクテッド・ワールド」と名付け、将来的に大きな価値が創出されるものとして期待されています。しかしながら、既にサイバー空間では重大なインシデントが頻発しており、世界のCEOや取締役は、サイバー攻撃を経営リスクとしても認識しています。

技術立国である日本には価値の高い知的財産などが多く存在します。また、膨大な個人情報を保有する企業も多くあります。日本企業は、これらの重要資産をサイバーリスクの脅威から、どのように守るべきでしょうか。

本書は、世界115カ国、延べ9,600人以上の経営者や責任者からデータを収集し、企業の情報セキュリティに関する問題意識、投資動向、対策などからトレンドや企業の規模、業種、地域ごとの特徴を明らかにしています。また、グローバルと日本企業のデータを分析し、日本企業が取り組むべき3つのテーマを提言としてまとめています。企業のサイバーセキュリティ戦略の策定や効果的なセキュリティ投資のために、経営者やセキュリティ責任者の皆さまには、ぜひ、本書をご活用いただきたいと考えております。

主な掲載事項

  • サイバーリスク:いま目の前にある深刻な危険
  • インシデントと財務的影響の増大は続く
  • インシデントの発生源として最も多く挙げられているのは「従業員」
  • インシデント数の増加とセキュリティ支出の減少
  • 基本となるセキュリティ対策への関心の低下
  • セキュリティイニシアチブの進展
  • セキュリティからサイバーリスクマネジメントへの進化
  • 日本企業への示唆
    • 日々進化するサイバー攻撃に対する十分な投資を
    • 内部関係者による情報漏洩対策の強化を
    • セキュリティに関するリーダーに役員クラスの配置を
グローバル情報セキュリティ調査2015

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