サービス概要
SDVに特に必要な①ソフトウェアアップデート/R&D、②ハードウェアR&D、③ソフトウェアビジネスモデル、④ITインフラ/クラウド、⑤サイバーセキュリティ、⑥半導体の6つを主要テーマとし、それぞれについて包括的に支援します。
①ソフトウェアアップデート/R&D
ソフトウェアアップデートによって機能を更新し続けることで、ユーザーに新たな価値と体験を提供するSDVにとって肝要となる、開発のシフトレフトやDevOpsの実現に向けたソフトウェア更新の体制および仕組みの構築や、ソフトウェアによる新たな価値創出を包括的に支援します。
②ハードウェアR&D
ソフトウェアアップデートを行って価値向上を図るSDVの進展に伴い、ハードウェアにおけるR&D業務(研究・開発・設計業務など)のあり方も変化しており、その中で生じる新たな課題の解決に向けて包括的に支援します。
③ソフトウェアビジネスモデル
車両におけるソフトウェア価値の比重が高まり、SDV開発が進む現在の自動車業界の中で、ソフトウェアを基軸にしたビジネスにおける調査の実行およびそれらに基づくビジネスモデル構築や施策の策定を支援します。
④ITインフラ/クラウド
SDVの開発に取り組む各自動車OEM/サプライヤーに対して、クラウドとアジャイルの活用をキーワードにしたDX支援を行うことで、新たな価値創造に貢献します。
⑤サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティはエコシステム全体を支える重要なテーマです。SDVやソフトウェア化により、デジタル技術で制御される車両における脅威や脆弱性、セキュリティインシデントが発生した際に生じるビジネス上の脅威に備えるための体制の構築など、車両の内から外までを一貫して支援します。
⑥半導体
半導体は日常生活のあらゆるモノやサービスを支える上で不可欠な存在です。SDVレベルを高めるためにも、高性能な高速処理を可能とする半導体や、サーバー側のAIを支える半導体などが求められています。SDVとしてあるべき半導体の姿を定義し、半導体メーカーからTier1、OEM、モビリティサービス事業者までを視野に入れたデジタルプラットフォーム構築など、製造から販売までを含め幅広く支援します。
詳細は、SDVイニシアチブのホームページを参照ください。
SDVイニシアチブ リーダー
PwCコンサルティング合同会社 ディレクター 渡邉 伸一郎のコメント
視点によって見え方の異なるSDVの領域において課題を解決するポイントは、SDVを基盤(エコシステム)として俯瞰した上で、多様なステークホルダーを巻き込みながら対応していくことだと考えています。すでに自動車メーカーのみならず多数のクライアントからSDVに関連するさまざまな相談を受けており、業界全体でSDVに基づく新たなビジネスモデル構築の動きや変革が加速していることを実感しています。
このたび設立する横断組織の強みは、これまで高い評価を得てきたPwCコンサルティングにおけるSDV関連のソリューションを連携させることで、SDVエコシステムの実現に向けた多様な課題に対応し、戦略の策定から施策の実行までワンストップで支援できることにあります。約40名でのスタートとなりますが、今後の目標としては3年間で陣容を3倍まで拡大させ、クライアントの課題解決をより強くサポートできるよう取り組んでまいります。
*1:経済産業省・国土交通省, 2024年5月.『モビリティDX戦略』
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/jido_soko/mobilitydxsenryaku3.pdf
*2:コラム「SDV(Software Defined Vehicle)とは何か。クルマだけではないSDVの世界を定義する」
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/definition-of-sdv.html
以上