企業カルチャー醸成に関するアドバイザリーサービス

社会における存在意義を高めるためのカルチャー醸成

企業経営においてSDGsやESGの取り組みが必要不可欠なものとなりつつある中、パーパス(社会における自社の存在意義)を組織のカルチャーとして浸透させていくことの重要性が高まっています。自社の企業価値向上に資するカルチャーを醸成するには、多様なステークホルダーに貢献することや、社会課題を解決することを求心力として、組織を一致団結させていくことが求められます。そして、不正や不祥事に繋がりうるコンプライアンス上の問題行動を抑制するだけでなく、ステークホルダーに対していかに良い結果をもたらす行動を推進していけるかが重要です。

カルチャーをめぐる各社固有の課題に的確に対応するためにPwCのフレームワークを活用し、①あるべきカルチャーの定義 ②マインドセットの醸成 ③組織構造・制度の変革 ④カルチャーの可視化・浸透評価 という4つのアプローチを採用し、企業価値向上に資するカルチャー醸成を支援します。

カルチャーと企業価値

カルチャーと 企業価値

PwCのアプローチとサービス

1.あるべきカルチャーの定義

  • 行動規範の策定とその浸透プラン策定および実行支援
    • ベンチマーク情報の収集と分析
    • 役職員へのインタビューおよびアンケートを通じた構成要素の抽出
    • 行動規範の文案ドラフティング
    • トップメッセージの作成、研修計画の立案、タウンホールの開催などを織り込んだ浸透プランの策定
    • ビジネスパートナー向けの行動規範の策定および浸透

支援例:行動規範の策定

役職員に期待する行動、プリンシプルベースの判断軸となる行動規範の策定を支援します。

行動規範の 策定

2.マインドセットの醸成

  • あるべきカルチャーを社内全体に浸透させるための意識変革
    • 行動規範を反映した年間研修計画の見直し
    • 事例型のカルチャー研修(Eラーニングおよびワークショップ)の企画設計と実施
    • 表彰制度やピアボーナスなどグッドプラクティスに対するレコグニションの導入支援

支援例:カルチャー研修の企画設計と実施

単に法令を遵守するにとどまらない、自律的な行動を促す判断軸を醸成するためのワークショップ型研修の企画設計・実施を支援します。

カルチャー研修の企画設計と 実施

3.組織構造・制度の変革

  • あるべきカルチャーを醸成するための組織構造の変革
    • カルチャー醸成の推進およびモニタリングのための組織の設計
    • 既存組織の役割責任やレポーティングラインの見直し
    • 意思決定プロセスへの企業価値観の反映
    • 横断的組織(チーム制など)の導入
  • あるべきカルチャーに基づく人事制度の設計
    • 評価・報酬制度への非財務的指標(あるべき行動の促進)の設定
    • 採用プロセスにおけるカルチャーフィット・アセスメントの導入
    • 職位・職階別の役割責任および管理職登用要件へのカルチャー要素の反映

支援例:カルチャーを醸成するための組織構造の変革

カルチャーの醸成を監督する機関の設計や、その推進を担う部署の役割責任および他部署との連携関係など、組織が目指すカルチャーを実現するための組織変革を支援します。

カルチャーを醸成するための組織構造の 変革

4.カルチャーの可視化・浸透評価

  • カルチャーの可視化および浸透状況の評価、施策の検証
    • ジレンマシナリオを用いたカルチャーサーベイによる浸透状況の評価と課題の特定
    • シナリオワークショップによる浸透状況の評価と課題の特定
    • 行動データ(メールのログや業務日誌など)や外部評価データ(顧客満足度など)を用いた浸透状況のモニタリングおよびグッドコンダクト(望ましい行動様式)の抽出

支援例:カルチャーサーベイによる浸透状況の評価と課題の特定

日常業務での「ジレンマ」をシナリオで表現し、その状況に応じた行動選択および行動動機についてのサーベイを実施します。これにより、リスクアペタイト、集団思考、サブカルチャー、ヒエラルキー間の断絶、心理的安全性の欠如などを浮き彫りにします。

さらにサーベイから得られた示唆をもとに、人事制度の改変やコミュニケーション上の施策実施などを通じ、課題解決に繋げていきます。

価値観の検証アプローチ(分析例)

カルチャーサーベイによる浸透状況の評価と 課題の特定

主要メンバー

辻田 弘志

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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大野 大

シニアマネージャー, PwC Japan有限責任監査法人

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