サプライチェーンにおける

人権・環境リスクに対応し

サステナブルな経営の実現を


苦情・通報・相談受付対応のためのプラットフォーム

ビジネスと人権に関する社会的な関心の高まりを背景に、
企業活動が人権に及ぼす影響についてより一層注目が集まっています。
PwCは企業におけるグローバルサプライチェーンも含めた「グリーバンスメカニズム」の構築および運用を支援します。


国連指導原則で求められる企業の責務

国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」は、企業には人権を尊重する義務があるとして、人権方針の策定、人権デューデリジェンスの実施に加え、グリーバンスメカニズムの確立または参加を求めています。

EU指令案への対応

欧州委員会は「コーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンスに関する指令案」を2022年2月に公表し、人権および環境に対するデューデリジェンスを義務化しました。欧州域外のグローバル企業においても、苦情処理手続の策定および実行などが求められています。

経済産業省の人権ガイドラインへの対応

経済産業省が2022年9月に公表した「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」は、企業から受ける人権への負の影響について、情報提供や申し立てができるよう、グリーバンスメカニズムの確立または参加を求めています。

PwCは、グリーバンスメカニズムの構築、運用に加え、人権デューデリジェンス、事案の調査、是正措置の実施など包括的な支援を提供します。

  • 苦情・通報・相談受付対応のためのプラットフォームを用いた幅広い利害関係者からの投稿の受付
  • 人権コンプライアンスの専門家による、関連書類のレビュー、ヒアリング、アンケートなどを通じたリスクの特定および評価
  • PwCグローバルネットワークを活用した調査、デューデリジェンス、是正措置の実施

苦情・通報・相談受付対応のためのプラットフォームとは

苦情・通報・相談受付対応のためのプラットフォームは、さまざまな地域の不特定多数のステークホルダーから寄せられた苦情・通報・相談を受け付け、対応するためのクラウド型コミュニケーションツールです。

  • 投稿者からの投稿の受付
  • 窓口担当者や事務局から投稿者への質問、事案の進捗報告、調査結果などの共有
  • 事務局における事案の把握、整理、連絡
  • 事務局から外部専門家への相談、情報の共有

本プラットフォームの特長

グローバル対応

使用言語については、日本語、英語および中国語がデフォルト設定されています(他の言語も追加可能)。

あらゆるデバイスに
対応

PC、スマートフォン、タブレットとあらゆるデバイスからいつでも、どこでも、投稿の受付や対応ができます。また、この投稿のベストプラクティスを短期間で実装することが可能です。

投稿の一元管理

投稿受付担当者の管理用画面には、投稿の受付日時、件数、対応状況などが一覧表示されます。このため、個々の投稿について漏れなく迅速に対応しているか否かを一元的に把握し、管理することができます。

投稿者との匿名
コミュニケーション

1件の投稿に対し固有のIDを付与することにより、匿名性を保持したまま、投稿者と事務局とのコミュニケーションを継続することができます。

本プラットフォームの機能

国連指導原則で求められる下記8つの要件を満たす設計により、実効的な苦情・通報・相談窓口の設置を実現します。

① 正当性

ステークホルダー・グループからの信頼、苦情プロセスの公正な遂行に対する責任

プラットフォームの運営者として、ステークホルダーから信頼されるシステムを提供し、クライアントおよびステークホルダーが安心して利用できる環境を整備します。

  • 匿名投稿機能を実装
  • ランディングページの作成、母国語による解説およびQRコードの公表
  • グリーバンスメカニズムの事務局の支援
  • 受付窓口業務の支援

本プラットフォームの導入例

グリーバンスメカニズムを構築・運営するためには、投稿者からの苦情を受け付ける通信環境を整備・運用する必要があります。

PwCは、数々の企業に本プラットフォームを導入してきた知見を活かし、投稿の受付から、投稿者と経営陣から独立した弁護士などの第三者機関との安全なコミュニケーション、投稿への回答、是正措置の実施までの一連のオペレーションを支援します。それにより、情報が一元管理されたグリーバンスメカニズムの実現をサポートします。

グリーバンスメカニズムプラットフォームの 導入事例

デジタル・トラストサービス・プラットフォームのセキュリティとプライバシー

デジタル・トラストサービス・プラットフォームは、世界で広く採⽤されるクラウドサーバー上に構築されています。このクラウドサーバーのデータセンターの場所は⾮公開で、物理的なアクセスが必要な管理者などに限り⼊館に関する情報が付与され、管理されています。データセンターでは専⾨のセキュリティスタッフが監視カメラ、侵⼊検出システムなどを⽤いて物理的なアクセスとサイバー空間での攻撃を常時監視しているため、安⼼・安全にご利⽤いただけます。

詳細はこちら



苦情・通報・相談受付対応のためのプラットフォームご紹介資料

本プラットフォームについて、以下の点を中心にご紹介しています。

  • PwCによるグリーバンスメカニズムの構築および運用
  • プラットフォームの特長
  • 国連人権指導原則への対応

まずは下のリンクから資料をご請求いただき、ぜひご検討にお役立てください。


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主要メンバー

丸山 琢永

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人, PwCビジネスアシュアランス合同会社

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