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安定した収益性と顧客満足度への直接的影響などから、アフターサービス/セールス領域の重要性はさらに高まっています。モノ売りからコト売り(保守・アフターサービス+付加価値)へのシフト、情報のデジタル化を基盤にIoT、AIの活用による外部や顧客との接点を軸としたビジネスモデル/プロセスの改革が有効な打ち手となります。
アフターサービス/セールス領域を起点にバリューチェーン全体視野で保有資産を有効活用しつつ、自社ならではの「型」でビジネスモデル/プロセスを再構築することが、持続的な収益性向上を目指すためには有効です。その際に次の3テーマが主に鍵となります。
従来の「リニア型」から、ストックを有効活用した「循環型」の経済モデルに移行することにより、保有あるいは使用している製品・部品・材料を常に最高の効用で「循環」させ、資源収量の最適化と収益アップにつなげます。
※赤字記載:アフターサービス/セールス起点での検討テーマ
サプライチェーンでの顧客ニーズ捕捉と価値提供に加え、バリューチェーン全体での顧客接点を重視したデマンドチェーンとエンジニアチェーンとの連携強化を軸とした、アフターサービス/セールス起点の「フィードバックチェーンの強化」も改革の鍵となります。
「アフターサービス/セールス起点のフィードバックチェーン高度化」による課題解決アプローチとして、例えば、以下のように高度化されたアフターサービスを実施するために、各機能と連携して段階的に「取り組むべき施策」を検討・実現することが肝要です。
品質不良の原因特定や未然防止のために製造工程および製造ロット番号と構成部品/部材のシリアル番号を紐付けるデータ連携/統合基盤を構築することが、トレースバックとトレースフォワードを容易にするとともに、機能一体化を促進するデータドリブンなプロセス構築の基盤となります。
PwCコンサルティングのオペレーションズでは、プロセス個別の課題解決だけでなく、DXによるバリューチェーン全体を俯瞰したオペレーションモデルおよびプロセスの改革や、業務の効率化および高度化を実現するため、世界151カ国のPwCグローバルネットワークと連携しながらクライアントを包括的に支援しています。