PwC Japanグループでは、LGBT+メンバーが本来の自分らしさを最大限に発揮できるよう、心理的安全性の高い職場環境を構築するためにさまざまな取り組みを行っています。
これらの取り組みが、多様性の尊重や異なる視点を取り入れる私たちのインクルーシブな企業文化をより強固にし、ひいては、PwC Japanメンバー全員、クライアント、社会への価値提供を最大化できると信じています。LGBT+メンバーと、全てのメンバーにとってインクルーシブな働きやすい職場づくりに積極的に参加してもらえるよう働きかけていきます。
*LGBTとは、Lesbian、Gay、Bisexual、Transgenderの頭文字をとった言葉で、性的マイノリティの総称です。
上記4つに限らない性的マイノリティを表す言葉として、PwCではLGBT+と表現しています。
任意団体「work with Pride」※1が策定する、職場におけるLGBT+ インクルージョンへの取り組みの評価指標「PRIDE指標2023」において、2018年から6年連続で最高位の「ゴールド」を受賞しました。また、PwC健康保険組合のレインボーマーク付与の提携医療機関拡充「トランスジェンダー対応のある健診機関」該当基準の策定・拡散と、契約機関へのコレクティブ・インパクト型※2の対応促進が評価され、3年連続で「レインボー」に認定されました。
※1 同団体は、企業などの団体において、LGBT+ 、すなわちレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体です。https://workwithpride.jp/about-us/
※2 コレクティブ・インパクトは、「(企業や行政、NPOなどの)異なるセクターから集まった重要なプレイヤーたちのグループが、特定の社会課題の解決のため、共通のアジェンダに対して行うコミットメント」と定義されています。https://workwithpride.jp/rainbow/
PwC Japanグループはこのイベントに2018年から継続して協賛しています。2023年4月22日(土)・23日(日)に開催された「東京レインボープライド2023」では100名以上の社員が集い、パレードに参加しました。また、ブースでは社内で開発したカードゲームの実施を通して、セクシュアリティの多様性について来場者と相互理解を深めました。 社内のLGBT+従業員グループとLGBT+アライネットワークメンバーが協働し、今後もLGBT+インクルージョンの活動を継続していきます。
PwC Japanグループは、婚姻の平等に賛同します。それが実現することで、LGBT+メンバーが本来の力を最大限に発揮できるインクルーシブなカルチャーが醸成されると考えます。そして、そのカルチャーによって生まれる多様な思考が、ビジネスに柔軟かつ有益なアイデアをもたらし、ひいては社会が直面する重要な課題の解決に貢献すると確信しています。
併せて、各国の商工会議所が合同発表した婚姻の平等に関する提言に賛同します。これは2018年9月にアメリカ、イギリス、カナダ、アイルランド、オーストラリアの在日商工会議所が日本政府に、LGBT+カップルに婚姻の権利を認めるよう求めたもので、数多くの組織・団体が支持を表明しています。
私たちは性別、性自認、性表現、性的指向などの違いに対して先入観を持たず、またあらゆるハラスメント、差別、不平等は行いません。
※ハラスメント防止ガイドラインに性的指向・性自認・性表現に関するハラスメント(SOGIハラ)をパワーハラスメントと位置づけています。
PwC Japanグループでは、2013年よりLGBT+インクルージョンの活動に力を入れてきましたが、2018年より本格的に取り組みを強化・拡大させています。 毎年行っている従業員エンゲージメント調査(Global People Survey)や社内のLGBT+当事者に向けたアンケートなどから課題を抽出し、さらなる取り組みへとつなげています。多様な働き方・価値観にあわせて柔軟な選択ができるような人事制度を設計・導入し、LGBT+メンバーが本来の自分らしさを発揮して仕事に取り組み、広範な支援を得てエンゲージされていくインクルーシブな環境を作っていきます。
さまざまなかたちで、LGBT+の基礎知識やSOGIハラ(ハラスメント)に関する学びの機会を提供しています。
当事者のプライバシーが尊重される形で、メンバー同士がつながれる場を設けています。
LGBT+インクルージョンの推進を率先する職員による社内ネットワークを組織しています。
2023年6月時点で約600名のメンバーが活動しています。
リモート環境下におけるアライ可視化ツールを全社展開(社内メールのプロフィール写真フレームをレインボーカラーにするツール)したり、アライシールを作成して取り組みに賛同いただける方に幅広く配布したりすることで、アライの可視化を進めています。