JERA・可児行夫会長グローバルCEO対談(後編)

ワクワクしないことはサステナブルじゃないし、人が集まらない

  • 2024-07-31

米国でのクリーンなアンモニア製造・供給プロジェクト、欧州での洋上風力発電事業買収、アジアの電力会社への出資など、今や国内エネルギー大手で海外でのプレゼンスが最も高いのがJERAと言えるでしょう。では、アジアを中心とした世界の脱炭素に向かってダイナミックな活動を続ける決断力と実行力の源泉はどこにあるのでしょうか。前編に続いて、同社の可児行夫会長グローバルCEO(最高経営責任者)にPwC Japanグループのサステナビリティ・センター・オブ・エクセレンスのリード・パートナー磯貝友紀が聞きました。

(左から)可児 行夫氏、磯貝 友紀

(左から)可児 行夫氏、磯貝 友紀

可児 行夫(かに・ゆきお)氏
JERA代表取締役会長グローバルCEO。東京電力(現東京電力ホールディングス)入社後、主に燃料畑を歩む。2011年の東電福島第1原発事故後、原発事業を切り離した新会社の構想を当時の幹部に提案し、後にJERA発足につなげた。12年、出資先の豪州のLNG開発・販売会社社長。15年のJERA設立の翌年に同社常務取締役に就任。副社長を経て23年4月から現職。

磯貝 友紀(いそがい・ゆき)氏
PwC Japanグループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス リード・パートナー。2003年より民間企業や政府機関、国際機関にて東欧、アジア、アフリカにおける民間部門開発、日本企業の投資促進を手がける。2011年より現職。著書に『SXの時代』『2030年のSX戦略』(共著、いずれも日経BP)

※役職などは掲載当時のものです。

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