インフラ長寿命化のための老人福祉施設等の維持管理・更新費の算定等に関する調査研究
令和元年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2019」において、社会福祉施設等を始めとした公共施設の管理について、人口減少やインフラの老朽化が進展する中、予防保全に基づくメンテナンスサイクルの徹底やライフサイクルコストの低減を図り、時代の変化に対応した公的ストックの適正化を進めることが求められている。
各インフラ所管省庁では、長寿命化等による効率化等の効果も含めた中長期的なインフラ維持管理・更新費見通しを公表し、地方公共団体における取り組みを推進するとしている。そのため、全国の公立の老人福祉施設等の現状及び更新費用の見通し等を把握するとともに予防保全等の対策による更新費用の効率化の検証を行う。
こうした背景を踏まえ、本調査研究では、全国の公立の老人福祉施設等について、地方公共団体に対して、アンケート調査等を実施して情報を収集・整理するとともに、老人福祉施設等に係るインフラ維持管理・更新費用等、長寿命化の取り組みによるそれらの効率化効果の見える化に資するよう、本業務によって得られた情報を体系的に整理する。